安宅小学校と地域住民の方々と協働で松葉かきを実施しました

   令和7年11月6日(木曜日)に、安宅林国有林(安宅林風景林)において、地元安宅小学校、地域住民が参加し松葉かきを行いました。

   小松市立安宅小学校とは平成15年に当署との間で「安宅勧進帳の森」の名称で遊々の森協定を締結し、松の植樹等様々な体験活動や学習活動を行っています。松葉かきは平成28年度から毎年行っており、今年度で10回目になります。

   当日は天候にも恵まれ、小松市立安宅小学校の5年生50名、引率教諭3名、安宅住吉会及び安宅町内会13名、石川森林管理署10名の合計76名が参加しました。石川森林管理署長の開会挨拶の後、当署職員による松葉かきの意義の説明及び作業方法の実演を行いました。その後、児童と安宅住吉会及び安宅町内会が10班に分かれて、それぞれの場所で協力して松葉かきを行い、約1,300kgの松葉を取り除くことができました。

   松葉かきを行った児童は、「松葉かきで松林がきれいになって良かった」「安宅林の防風林の役割を知れて良かった」「松葉かきの重要性を知ることができた」などの感想を話してくれました。

   石川森林管理署では今後も、安宅小学校の「遊々の森」を活用した体験活動や保全活動などへ積極的に協力するとともに、地域の皆様にもっと海岸防災林の大切さを知っていただけるような活動を行っていきたいと思っております。

 ※松葉かきとは、健全な松林を育てることを目的としたもので、林内に堆積した松葉を取り除くことにより、松の生育に適した貧栄養状態の土壌を維持する作業のことです。

職員による海岸林の役割の説明	松葉かきの様子（1）
松葉かきの様子（2）	松葉を集める様子
活動後の記念写真	集めた松葉

〈参考〉
  安宅林風景林
  国有林野の豊かな自然環境を積極的に活用するため、名所、旧跡等と一体になって景勝地を形作られている安宅林国有林の一部（69.21ha）は安宅林風景林というレクリエーションの森であり、平成29年に「日本美しの森  お薦め国有林」に選定されています。