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近畿中国森林管理局

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    安宅小学校と地域住民の方と協働で松葉かきを実施しました

       令和元年10月10日(木曜日)、石川県小松市にある安宅林国有林(安宅林風景林)のクロマツの海岸林において、清々しい秋空のもと、小松市立安宅小学校5年生児童57名、引率教諭4名、地域住民である安宅住吉会11名及び石川森林管理署職員7名の合計79名が参加し、松葉かきを行いました。この安宅林国有林では、平成15年から安宅小学校が林野庁の「国民参加の森林づくり」制度を利用して、石川森林管理署と「遊々の森」協定を締結し、これまでマツの植付け等さまざまな体験活動や学習活動を行うフィールドとして活用されている場所です。また、松葉かきとは、林内に堆積した松葉を取り除くことにより、土を貧栄養状態にすることで、マツの生育に適した土壌を維持する作業のことで、マツ林を保全する活動の一つです。

       当日は、石川森林管理署長の開会挨拶ののち、当署職員から松葉かきを行う意義や海岸林の役割を説明し、熊手を使い松葉を集めてゴミ袋に詰めるという、松葉かきの作業実演を行いました。その後、児童と地域住民は12班に分かれてそれぞれの場所で、約1時間程度さわやかな汗をかきながら、熱心に松葉かきに取り組みました。児童や地域住民の努力により松葉かきの作業がはかどり、45リットルのゴミ袋約220枚分の松葉を取り除くことができました。

       松葉かきを行った児童からは「マツ林がもっと元気になってほしい」や「マツはみんなの暮らしを守っているので自分もマツを守りたいと思った」などの感想が聞かれ、地域の海岸のマツ林を自分たちの手で守っていくという意識が高まったように感じられ、さらなる積極的な保全活動に期待させられました。

      今後とも、安宅小学校の「遊々の森」を活用した体験活動や保全活動などへ積極的に協力していくとともに、併せて地域の皆様と海岸林を保全する活動や普及啓発なども取り組んでまいります。

    海岸林の役割の説明 松葉かきの様子1

     

    松葉かきの様子2 活動後の記念撮影

     

    〈参考〉
    安宅林風景林
    国有林野の豊かな自然環境を積極的に活用するため、名所、旧跡等と一体になって景勝地を形作られている安宅林国有林の一部(69.21ha)は安宅林風景林というレクリエーションの森であり、平成29年に「日本美しの森  お薦め国有林」に選定されています

     

    お問合せ先

    石川森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6100