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近畿中国森林管理局

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    「森と湖に親しむ旬間」において森林体験学習・パネル展示を実施しました

      林野庁及び国土交通省等は、国民の皆さまが森林や湖に親しむことにより、心身をリフレッシュしながら、森林やダム等がもっている重要性や大切さについて理解を深めていただくことを目的として、毎年7月21日から7月31日までを「森と湖に親しむ旬間」と定めています。

      毎年、この期間中には「森と湖に親しむ旬間」の趣旨に合わせた様々なイベントが実施されています。石川森林管理署では令和元年7月26日(金曜日)に石川県白山市に所在する金沢河川国道事務所手取川ダム管理支所主催の手取川ダム見学会において、参加者に森林の役割や当署の取組等について理解していただくことを目的に、体験学習や取組PRパネル展示(写真1)を行いました。

    当日は梅雨明けの青空の下、手取川ダム見学会は開催され、午前と午後の部を併せて19名(大人11名、子供8名)が参加しました。森林の役割の体験学習では水源涵養機能を中心に説明しました。まず、山に森林があるジオラマと森林がないジオラマの2つにジョウロで雨を降らせ、山に雨が降るとどのようになるかを再現しました(写真2)。その後、ポスター等を使用し森林には洪水を防ぐ・水をきれいにする・水を貯める役割があると解説しました。職員が「この森林の役割は何に似ているかな?」とクイズを出すと、子供たちから元気よく「ダム!」と答えが返ってきました。職員から「そうですね、森は緑のダムとよばれています。」と説明すると、子供たちは森林の大切さを実感し、理解を深めることができたようでした(写真3)。また、森林の土を入れたペットボトルと普通の土を入れたペットボトルによる保水力と浄化力の違いの実験も行いました。参加した子供たちがそれぞれのペットボトルの土にジョウロで水を流すと、普通の土の方はすぐに泥水が流れたのに対して、森林の土からは少しずつ透き通った水が浸みだしてくるのを見て目を丸くして驚いていました(写真4)。参加者からは「森林の役割についてよくわかった。」や「緑のダムはとても大切だと思った。」といった声が聞かれました。

      これからも当署は、関係機関と連携して森林環境教育を推進し、森林の役割や大切さについて伝えていくとともに、森林に親しむ機会についても提供できるよう取り組んでまいります。

     (写真1)パネル説明
    (写真2)ジオラマによる再現

    (写真3)森の役割についての説明 (写真4)ペットボトルを使った実験

    〈参考〉

    • (写真2)のジオラマは、石川県農林総合研究センター林業試験場の提供です。
    • 水源涵養機能:森林の土壌が、降水を貯留し、河川へ流れ込む水の量を平準化して洪水を緩和するとともに、川の流量を安定させる機能を持っています。また、雨水が森林土壌を通過することにより、水質が浄化されます。(洪水緩和・水資源貯留・水質浄化)
    • 林野庁HP:マンガで知ろう!森林(もり)の働き森林づくり
    • 外部リンク:手取川ダムの概要

    お問合せ先

    石川森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6100