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近畿中国森林管理局

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    白山白川郷ホワイトロードで外来植物除去作業に参加しました

      令和元年7月8日(月曜日)石川県白山市と岐阜県白川村を結ぶ白山白川郷ホワイトロードで外来植物除去作業(以下「除去作業」という。)が実施されました。
      この除去作業は白山国立公園内に侵入している外来植物を除去するために平成16年から実施されています。最初は、白山自然保護センターが単独で行っていましたが、平成19年度より、環境省から生態系維持回復作業の認定を受けている環白山保護利用管理協会と共同で実施されてきました。今年は白川村役場の職員も新たに参加し、石川森林管理署職員4名と飛騨森林管理署職員1名含む総勢18名が除去作業を行いました。

      作業場所の白山白川郷ホワイトロードは昨年12月に土砂崩れが発生し、白山市尾添地内~中宮料金所までの区間が一般車両は通行止めになっていました。この日は開通に向け応急対策工事が実施されていました。
      今年は梅雨の貴重な晴れ間の中、フランスギク、オオハンゴンソウ、ヒメジョオン、エゾノギシギシ、シロツメクサや外来タンポポなど合わせて約18kgを除去しました。毎年継続して除去作業を行っているため、特定外来生物に指定されているオオハンゴンソウは徐々に減少し、ここ数年は見つけることが難しくなるほど少なくなっています。また、フランスギクは、昨年25g除去したものが、今年はその5分の1程度の5gに減少し、毎年の努力の成果が感じられる結果となりました。その一方で、その他の外来植物は現在も国立公園内に侵入し繁殖しており、特にエゾノギシギシは約15kgと総重量の8割を占めました。
      7月19日の白山白川郷ホワイトロードの全線開通により道路の利用者の増加が見込まれるため、参加者はこれからも除去作業を継続していく重要性を互いに共有しました。

      今後とも、関係機関と連携し白山固有の生態系を維持・保全するための外来植物除去作業に積極的に参加・協力して参ります。

    フランスギクについての説明
    外来植物除去作業の様子

    〈参考〉

    外部リンク:環境省ホームページ  日本の外来種対策  特定外来生物一覧

    お問合せ先

    石川森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6100