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近畿中国森林管理局

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    白峰雪だるま祭りが開催されました

      平成31年2月8日(金曜日)に白山市白峰において、恒例の白峰雪だるま祭りが開催されました。

      白山市白峰は世界的に見ても屈指の豪雪地帯です。このお祭りはその大雪を活かし、住民手作りの工夫を凝らした雪だるまと白峰の名物の食べ歩きが楽しめる、この地域ならではのお祭りです。

    石川森林管理署においても、地域振興への寄与、国有林のPRのため、毎年この祭りに参加しています。今年も環境省 白山自然保護官事務所と合同で参加し、雪像を作りました。 

      雪像作りは、祭りの2日前から着手します。
    まずは、箱状に組み立てたベニヤ板内に雪を入れつつ、踏み固めていきます。
    その後、コンパネに雪を詰めた状態で一晩放置し、雪を固めます(写真1・2)。
    今年は、積雪が少なく、雪をかき集める作業が大変で、寒い中でも作業をしていると汗がでるほどでした。

    (写真1)コンパネに雪に入れる作業
    (写真2)雪の踏み固め作業


     翌日、ベニヤ板を取り外し、固まった雪をノコギリやスコップで削り出して形を整えていきます(写真3)。
    午後から雨が降り出し、細かい部分の整形は祭り当日に延ばしました。
    当日、気温が下がり、雪像が硬く固まったところで、細かい部分の整形や目玉などのパーツを付けて完成です。(写真4)。

    (写真3)彫像中 (写真4)完成 

      祭りは15~21時まで開催されました。日没からは、雪だるまや雪像はロウソクでライトアップされ、いつもは真っ暗な夜道も今宵はロウソクのあたたかい灯りに包まれ、白峰は幻想的な雪景色へと変わります。親子の見物客が多く訪れ、自分たちが作った雪像を見て、小さな子どもたちが喜ぶ姿を見ると、私たちも作って良かったと嬉しくなりました(写真5・6・7)。

    (写真5)森林事務所前 (写真6)雪だるま祭り1

      少ない積雪でも、雪だるま祭りを成功させるという意気込みを感じた圧巻の力士像もありました(写真8)。また、出店も多く立ち並び、熊うどん・うさぎ汁といったジビエ料理やとち餅など、この地域の郷土料理がたくさん販売されていました。

    (写真7)雪だるま祭り2 (写真7)雪だるま祭り2

     

      雪像作りや祭りの最中に、地元の人々と世間話などを通じ、地域の方とのささやかな交流をもつことができ、白峰の人々の人情を感じた祭りでした。
    一度、白山麓の雪だるま祭りを見にいらしてください。きっと心温まる楽しいひとときを過ごせることと思います。

      石川森林管理署は、今後も関連する地域の各種イベントに積極的に参加して国有林をPRするとともに、地域住民や関係機関と連携した取組を行ってまいります。

    お問合せ先

    石川森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-6100