手取川上流大汝(おおなんじ)国有林崩壊地対策の種子精選作業を実施しました

  令和元年11月6日(水曜日)、石川県立大学農業土木実験棟において種子精選作業を実施しました。
  当日は、石川県立大学柳井教授をはじめ学生の皆さん、環境省白山自然保護官事務所、石川森林管理署の職員合わせて14名が参加し、手取川上流大汝(おおなんじ)国有林崩壊地対策用として、令和元年10月9日(水曜日)に白山市大汝国有林の丸石谷にて採取した種子と当署職員が事前に採取した種子と合わせて24種類、約22.5kgの種子を精選しました。
  作業にあたり、石川県立大学の柳井教授より作業内容について説明を受け、それぞれ数名ずつの班に分かれて精選作業に取りかかりました。
  これまでの経験を踏まえ精選作業に時間のかかるススキにはクシを使用することで作業効率を上げ、タニウツギなど手間のかかるものには人手を増やして対応することで、比較的短時間で作業を終えることができました。作業完了後に精選した種子を計量したところ、約3.5kgの種子を確保することができました。
  今回精選した種子は、来年度の崩壊地対策に使用する予定であり、休眠状態を維持するため石川県立大学の協力を得て低温で保管を行います。

石川県立大学柳井教授より説明を受ける様子	精選作業の様子1

精選作業の様子2	精選作業の様子3

ススキの精選作業中 (クシを使って作業効率アップ)	篩(ふるい)にかけ精選中のハンノキ類