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近畿中国森林管理局

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    フォレスター活動の推進 ~民有林行政等への支援~

     今後、新たに創設される「森林環境税(仮称)」「森林環境譲与税(仮称)」や「新たな森林管理システム」の開始により、各地域の森林整備においては、市町村が中心的な役割を担うことになります。このため国有林では、府県のフォレスター等との連携を強化し、地域における林業の成長産業化に向けた各種取組や、国有林のフィールドを活用して得られた成果の普及を通じて、市町村に対する技術的な支援の充実を図ってまいります。

    民有林経営への総合的支援

    府県と連携した現地検討会の開催や市町村森林整備計画策定に対する支援の充実を図ります。

    県との共催による現地検討会
    県との共催による現地検討会(低密度植栽試験地)
    (広島県福山市)


    森林整備計画策定支援
    市町村森林整備計画策定支援
    (石川県白山市)

    複数府県を跨いだフォレスター活動

     低コスト造林やシカ対策など、より広域での林業成長産業化のための課題の解決に向けて、隣接する複数府県の民有林関係者を対象に、国有林の事業を通じて得た技術の普及・定着に取り組みます。

    低コスト造林の普及現地検討会
    低コスト造林(コンテナ苗植栽)の普及現地検討会
    (和歌山県すさみ町)

    低密度植栽地における現地検討会
    低密度植栽地における現地検討会
    (島根県益田市)

    人材育成(ICT等を活用した路網整備技術者育成研修)

     林野庁では、平成30年度から新たに、林業の成長産業化の実現に向け、素材生産の効率化や再造林の低コスト化など、効率的な生産システムを念頭においた路網整備を推進するために、ICT(情報・通信技術)を活用した路網作設を主とした研修を行います。近畿中国森林管理局では、国有林と民有林を対象とした現地での実践研修を開催します(令和2年11月24日~11月27日開催予定)。

    資源状況の見える化
    施業履歴や資源状況の「見える化」



      路網計画案の提案助言
     路網計画案の提案・助言

    民有林と連携した現地検討会等の開催状況

     近畿中国森林管理局では、(1)民有林と国有林との共同施業、(2)コンテナ苗の普及、(3)列状間伐、(4)シカ被害防護対策、(5)路網整備などのテーマについて、国有林における現地検討会の開催、民有林における現地検討会への参画を実施してまいります。現地検討会を計画するにあたっては、各地域における林業の成長産業化に向けた内容となるよう、地域ニーズを踏まえ府県と連携した取組に努めてまいります。
     平成29年度は、管内の国有林において現地検討会等を30回開催し、府県、市町村、森林組合、林業事業体等の民有林関係者617名を含む合計911名の参加がありました。

    三重県と岐阜県に跨る森林共同施業団地の現地検討会

      三重県いなべ市 悟入谷国有林ほか   
      森林共同施業団地の現地検討会 木材集積箇所共同利用
        木材集積箇所共同利用



    森林共同施業団地 運営会議

    島根県奥出雲町 八川国有林
    森林共同施業団地運営会議



    コンテナ苗植栽見学会

    和歌山県すさみ町 宮城川国有林
    コンテナ苗植栽見学会
     

    列状間伐の普及現地検討会

      岡山県新見市 入開山国有林  
      列状間伐の普及現地検討会 列状間伐材のサンプル
            列状間伐材のサンプル



    シカ被害対策に向けた現地検討会

    岡山県備前市 大師谷国有林
    シカ被害対策現地検討会


    林業専用道・列状間伐現地検討会

    滋賀県甲賀市 三郷山国有林
     林業専用道現地検討会