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近畿中国森林管理局

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    民有林と国有林が連携した森林整備等の推進

    森林共同施業団地

     施業の集約化・低コスト化を進めるため、隣接する民有林と「森林共同施業団地」を設定し、連携した路網の整備や相互利用、木材の協調出荷等に向けた取組を進めます。
    近畿中国森林管理局では、令和2年4月1日現在で31箇所の森林共同施業団地を設定し、運営協議会を積極的に開催、森林整備の計画と実施結果を民国双方が共有するとともに、施業を実施した箇所について関係者で現地検討会や意見交換を行うなどの取り組みを進めます。


    新見市大佐田治部地域森林共同施業団地の設定(民有林と国有林の路網の連結による搬出コストの削減)

     平成30年3月、岡山森林管理署が管理する赤滝(あかたき)国有林と、隣接する民有林(所有者:おかやまの森整備公社及び王子木材緑化株式会社)との間で、森林施業の一体化を図る「森林共同施業団地」を設定しました。

     この団地は、岡山県北西部の新見市(旧大佐町)に位置します。この地域は、飛び地の民有林や国有林が多く、これまでは森林所有者がそれぞれで路網を整備していましたが、作業道等が連結されておらず、木材搬出等が困難な区域がありました。
    団地の設定により民有林の既設の作業道から別の民有林や国有林へ作業道を連結できるようになり、これまで木材搬出等が困難であった森林からの木材搬出が可能となり、施業の低コスト化につながることが期待できます。


    対象面積

     区  分  対象面積(ha)
     岡山森林管理署 93 
    (公社)おかやまの森整備公社 71 
     王子木材緑化株式会社 43 
     計 207 

     


    新見市大佐田治部地域森林共同施業団地 矢印右 新見市凡例
    森林共同施業団地位置図

     




    作業道の作設計画現地打合せ                   三者の事業計画等検討
    作業道の作設計画について現地打合せを実施                三者による事業計画等の検討


    公益的機能維持増進協定

     国有林に隣接・介在する民有林での手入れが不足し、国有林の公益的機能の発揮に影響が生ずるおそれがある場合、民有林の森林所有者と「公益的機能維持増進協定」を締結し、国有林の整備と合わせて一体的に民有林の整備を行います。
    平成30年4月1日現在の協定締結箇所:広島県神石高原町(1箇所)


    公益的機能維持増進協定制度イメージ

      国有林内手入れ不足の民有林 協定締結 民有林の整備
           民有林の手入れが不十分なままでは、土壌保全機能が低下し、国有林にも影響が生ずるおそれ。   一体的な森林整備(間伐)の実施により、路網や国有林への影響が回避され、区域全体で公益的機能を維持増進。