積雪地の再造林におけるシカ被害対策(防護柵) 現地検討会の開催について
令和5年9月20日(水曜日)、宍粟市の有ヶ原国有林及び近隣のひょうご農林機構分収造林地において、同機構や兵庫県森林林業技術センターの協力の下、積雪地における低コストかつ壊れにくい防護柵に関する取組を紹介する現地検討会を開催しました(兵庫県等の行政機関や林業事業体など総勢58名が参加)。
国有林では、切損等の被害を受けやすい防護柵の上張りロープをワイヤーロープに変更し、主支柱をより耐雪性の高い鋼管に変更した防護柵、再造林地を分割して防護柵を設置するブロックディフェンス等の昨年度の取組について紹介しました。
ひょうご農林機構の分収造林地では、兵庫県森林林業技術センターより、立木の支柱利用、土砂受けとしての横木(林地残材)活用、又釘を使わない防護柵の立木への固定方法の紹介が行われました。
意見交換では、計画段階で苦労した点や防護柵の設置方法等の質問があり、積雪地における防護柵について高い関心が寄せられました。
当署では、今後も積雪地における防護柵をはじめとする地域課題について、民有林関係者と連携しながら取り組み、情報発信を行っていくこととしています。
署長による開会挨拶 | 立木支柱を使ったワイヤーロープ設置の説明の様子 |
立木支柱を使ったワイヤーロープ設置の実演 | 又釘を使用しない立木支柱への固定方法の実演 |
お問合せ先
兵庫森林管理署
担当者:地域林政調整官
ダイヤルイン:050-3160-6170