「日本触媒・水源の森」づくり夏休み自然体験活動in赤西国有林(令和元年8月24日)
令和元年8月24日(土曜日)、宍粟市波賀町に所在する赤西国有林において、株式会社日本触媒(以下「日本触媒」)の「日本触媒・水源の森」づくり夏休み自然体験活動を実施しました。
この活動は日本触媒の社会貢献活動をNPO法人ひょうご森の倶楽部(以下「森の倶楽部」)、兵庫森林管理署が支援しているものです。
当日は、大阪府や県内姫路市方面から日本触媒とグループ会社の社員とその家族68名、森の倶楽部9名、奈良女子大学片野准教授ら生物調査協力メンバー8名と署職員3名の計88名が参加し、晴天の中、心地よい汗をかきながら森や川で活動を行いました。
午前中は、草刈班・大工班・工作班に分かれ、それぞれが緑溢れる森林の中を散策しながら移動しました。草刈班は、水源の森近くで、森の倶楽部から刈り方のポイントや暑い夏に下草を刈る意味についての説明を受けながら、ヤマザクラやトチノキを植樹した場所で地表一面を覆っていたシダなどの下草を丁寧に刈り取りました。
大工班は、広場に丸太で組んだテーブルとベンチの仕上げ作業を森の倶楽部の指導のもとで行ないました。
工作班は、署職員の指導で枝やどんぐりなどの自然素材を使った木工クラフト体験を行い、子供たちはそれぞれの保護者のサポートを受けて、思い思いにオリジナルの作品を完成させました。
午後からは、奈良女子大学片野准教授の指導のもと、活動のテーマとしている「水源の森づくり」を象徴する水質の調査を行ないました。具体的には、日本触媒の研究所や製造所が所在する大阪(神崎川)、姫路(揖保川)、活動場所である赤西国有林(赤西川)の3地域の河川で採取した水を、試薬を用いてPHやCODの量を計測して比較しました。
続いて、赤西川の生物調査を行ないました。参加した子供だけでなく大人も一緒に川の生き物を夢中になって探した結果、タカハヤ・サワガニ・ゲンジボタルの幼虫・カワゲラなど17種が見つかりました。確認できた生き物の詳しい生態の説明後、片野准教授から
昨年の台風影響で環境変化があったことを考えると予想以上の生き物を確認できましたとの講評をいただきました。
ひょうご森の倶楽部と日本触媒の事務局による、「雨つぶくんの大冒険」という自然環境の大切さを表す内容の紙芝居が行なわれ、参加者全員での記念撮影を行い無事活動を終えました。
兵庫森林管理署では今後も活動を支援していく予定です。
【開会式】 | 【三木次長挨拶】 | 【準備体操】 |
【林内散策】 | 【下草刈作業の説明】 | 【下草刈作業中】 |
【下草刈作業後】 | 【大工班テーブル・ベンチ仕上作業】 | 【工作班ひだまり広場で木工体験】 |
【赤西川の生物調査】 | 【生物発見】 | 【なにかな?(カワゲラの幼虫)】 |
【大人も夢中で探す】 | 【片野准教授、赤西川の生き物について】 | 【川の水質調査】 |
【赤西川の水質について解説】 | 【紙芝居・雨つぶくんの大冒険】 | 【赤西渓谷で記念撮影】 |
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