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近畿中国森林管理局

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    姫路市立琴丘高等学校の現地学習会in別所谷国有林

    令和元年7月9日(水曜日)、別所谷国有林(鬢櫛山)において、地域貢献・社会貢献活動促進を教育目標としている姫路市立琴丘高等学校と学習会を実施しました。
    この学習会は、姫路藩御用紙成立200年記念行事の一環として、同校の生徒が「世界遺産姫路城の障子紙を漉いて張る」行事を取り組むにあたり、姫路城築城に縁のある別所谷国有林に自生している雁皮を採取する活動の中で、国有林のことを知ってもらおうと琴丘高校の協力を得ながら実施しました。
    当日は、生徒9名・教職員・名塩紙技術保存会・当署職員(3名)を含め17名が参加し、姫路首席森林官の案内で、梅雨期特有の曇り空のなか、選抜された生徒たちはなれない山道を登り、保存会の方々からの指導を受け、自生している雁皮(和紙の原材料)について採取、皮むき方法等の学習が行われました。  
    当署からは、実習や色々な体験等を通じて学習してゆくなかで、「森林・林業に対する興味がある方は、将来の国有林マンに挑戦して下さい」と次長がしめくくり、職員・保存会のもと参加した生徒たちは、森林環境の大切さ・林業の重要性等を肌で実感し、有意義な学習会となりました。
     
    琴1
    国有林について講話中の次長
    琴2
    雁皮を求めて、国有林内を登る!
    琴3
    採取サポートする首席森林官
    琴4
    雁皮を剥く生徒と首席森林官
    siro 
    世界遺産姫路城
    琴5雁皮に造詣の深い校長先生と生徒
    琴6

    保存会の指導を受けている生徒(”これがガンピ”)
    琴7
    ケーブルTVの取材を受ける生徒
    琴8
    ケーブルTVの取材を受ける生徒

    補足メモ(ウィキペディアより引用抜粋)
    ガンピ(雁皮)はジンチョウゲ科ガンピ属の落葉低木で、学名は、Diplomorpha sikokiana
    奈良時代から製紙原料として用いられている。別名はカミノキ。生育する東限は静岡の伊豆、北限は石川の加賀市付近までである。四国、九州、静岡、兵庫などに多く、暖地を好む。
    高さ1-3m、枝は褐色、葉は卵型で互生し、初夏に枝端に黄色の小花を頭状に密生する。花には花弁がなく、先端が四裂して黄色、下部が筒状で白色のガクを持ち、花後はガクを伴ったそう果を結ぶ。
    繊維は楮の01月03日程度と短く、その質は優美で光沢があり、平滑にして半透明でしかも粘性があり緊縮した紙質となる。


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    担当者:次長
    TEL:050-3160-6170(代表)