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近畿中国森林管理局

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    平成29年度「トライやるウィーク」~中学生の地域体験活動

      平成29年5月29日(月曜日)から6月2日(金曜日)までの5日間、宍粟市立山崎西中学校2年生5名の生徒を受け入れてトライやるウイークが実施されました。

      トライやるウィークとは、地域や自然の中で「生きる力の育成」を目的に、地域住民と様々な体験を行う活動のことで、兵庫県内全域で実施されており今年で20年目を迎えます。

      5日間で、保護林の巡視、センダン生長量調査・林道の修繕、治山谷止工の見学・ドローンの体験操縦、獣害防護柵の点検修理・定点カメラの点検等、枝払い・立木の調査・間伐実習のなどを行いました。

     ・最初に、森林管理署の概要説明とこれから行う作業の安全教育を行い、その後、保護林の巡視では、イヌブナの大径木の中に作られた歩道の中を歩きながら長い年月をかけて行われている自然の営みを実際に体験しました。

     
         

    ・センダン成長量調査では、センダンという樹木の植栽試験を行っている森林で、樹高や直径を測る調査を行いました。生徒たちは「センダン」という木の説明を受け、生徒は早い生長をする木があることを知り驚いていました。

    ・生徒が一番楽しみにしていたドローンの体験操縦では、空高く舞い上がったドローンから送られてくる北中山国有林の森林調査画像に、遠くの宝塚市の街が映り込み、初めての体験に歓声が上がりました。

     

    ・獣害防護柵の点検修理では、なぜ網を張るかの説明を受け、シカの獣害被害が林業にとって重大な問題になっていることを身を持って理解しました。

     

    ・立木調査では、輪尺やコンパスの使い方の説明を受け、初めて使う道具に困惑しながら作業を行いました。間伐では、職員の指導を受けながら木を切り倒す作業を実際に体験し、木が地響きを上げて倒れた時には、生徒から「おおー」という驚きと感激の声が上がりました。

     

      この5日間の体験を通して生徒の心に何かしら残り、働くことの意義、また森林に関心を持ってくれることを願っています。

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