平成30年度大土山国有林外におけるニホンジカ生息状況調査について
平成31年4月12日
広島北部森林管理署
広島北部森林管理署では、喫緊の課題であるニホンジカによる被害の効果的な対策を進めていく上で必要な
ニホンジカの生息調査を、当署管内の大土山国有林、谷坂山国有林、津々良山国有林を調査対象地として平成
30年度実施しましたので、その調査結果について報告します。
調査は、それぞれの調査対象国有林内にあらかじめ設置したルート上において「糞塊密度調査」により行いました。
糞塊密度調査ルート(大土山国有林)
※糞塊密度調査は、10月26日と11 月20日の2回実施
この糞塊密度調査では、特に谷坂山国有林において糞塊が多いことが確認できました。また、この調査と併せて
センサーカメラによるニホンジカの生息確認を行い、その撮影頭数データから、撮影年月日、撮影時刻、性別、齢ク
ラス(幼獣(0歳)、亜成獣(1歳)、成獣(2歳以上))を確認・確定することで、生息状況を確認しました。
撮影されたニホンジカ(谷坂山国有林)
ニホンジカによる被害(エゴノキの萌芽の食害)
広島北部森林管理署では、今回の調査結果を踏まえ、引き続き今年度においても生息状況調査を行うとともに、
関係地方公共団体、猟友会等と連携した効率的なニホンジカ捕獲に取り組みます。
調査報告書については、広島北部森林管理署のHPで確認できます。なお、調査報告書に関するお問い合わせ
は、下記までお願いします。
調査報告書
平成30年度大土山国有林外におけるニホンジカ生息状況調査報告書(PDF : 7,881KB)
お問合せ先
広島北部森林管理署
担当者:総括森林整備官
ダイヤルイン:050-3160-1000