庄原市立口和小学校の森林教室を開催しました
広島北部森林管理署では、庄原市とのふれあいの森協定に基づき、釜ケ峰山国有林(庄原市口和町湯木)において、庄原市と連携して、庄原市立口和小学校を対象に森林教室を開催しています。
10月31日(金曜日)の開催当日は、朝から雨模様となり、残念ながら同小学校の室内で森林と林業に関する学習と体験をすることができました。
まずはじめに紙芝居「雨水のぼうけん」で、毎日使っている水がどのようにして家庭に届いているのか、森林がどのような働きで豊富な水を産み出しているのかについて説明しました。
次に、同国有林で見られるアベマキなどの葉の特徴や見分け方等を説明したところ児童たちは手で触れたり匂いを嗅いだりしながら興味を持って見聞きしていました。
また、植物の種子の生存戦略や役割を説明し、マツ等の種子の特性を見立てた模型を作成し、本物のカエデの種と模型のマツを体育館で飛ばし、落ちてくる様子を観察していました。
最後に、ヒノキ間伐材・直径10cmの丸太切りの体験と、切った丸太の年輪を数えて終了しました。
参加した児童全員から「丸太は根本と先端で年輪の数が変わってくるおもしろさ」「本物の種と模型の種の仕組がおもしろかった」「森林と樹木の役割が分かった」「ノコギリで丸太を切るのが大変だった」等の感想発表がありました。
当署では、今後も庄原市立口和小学校の児童たちに国有林をフィールドとして、気軽に森林内の植物などに触れ合う機会を提供し、森林教室など森林環境教育を推進する取組を進めてまいります。


お問合せ先
広島北部森林管理署
担当者:森林技術指導官
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