このページの本文へ移動

近畿中国森林管理局

    文字サイズ
    標準
    大きく
    メニュー

    広島県立庄原実業高等学校デュアル派遣実習(職場体験)の取組

      広島北部森林管理署では、令和6年5月10日から令和6年9月13日のうち、全8日間(金曜日実施)広島県立庄原実業高等学校2年生2名の派遣実習を実施しました。

      この派遣実習は、当署での実習を希望する生徒がいる場合、「『庄実デュアルシステム』による派遣実習」の実施に関する覚書を学校側と締結し行っているものです。

      派遣実習の目的は、産業界、継続教育機関等において、実践的な知識と技術を習得する教育・訓練を体験することにより、生徒の自己のキャリア発達を伸長することや地域の産業界や継続教育機関等におけるキャリア体験を通して、生徒の地域社会への貢献意欲を促すことを目的としています。

      今回の派遣実習では、初日に署長から国有林の概要や安全作業に関する注意点などの説明を行い、森林官体験を中心とした、森林計画策定の現地調査、境界巡視(国有林と民地との境界保全管理)、鉈等の刃物を研ぐことやシカ被害の植生調査、分収育林地の収穫(立木)調査、治山事業地・林道事業地の視察、ドローン操作、林道の通行確保のための倒木・落石処理など様々な体験を行いました。

      最終日には、署内若手職員と森林管理署への入庁動機、仕事内容、人材育成等についての意見交換を行うとともに、生徒から派遣実習全8日間の感想として、「初めは、林業や国有林とは何を行う仕事か理解していなかったが、治山事業・森林整備事業など、国民が安心して生活する目的の仕事があると理解した。」や「安全作業に取り組むこと。目的を達成する事業には時間と予算と労力が掛かると実感した。」などの意見や感想がありました。

      広島北部森林管理署では、引き続き広島県立庄原実業高等学校をはじめとした関係機関と連携・協力を行いながら、林業を担う人材を育成し、地域の発展に貢献する取組を進めてまいります。


    日本版デュアルシステムは、専門高校や専門学校あるいは公共職業能力開発施設や認定職業訓練施設などが、座学と企業内の実習を並行して実施する職業訓練システムで、厚生労働省と文部科学省が携わる。出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


        
    初日、署長から国有林の概要の説明  森林計画策定の現地調査に同行
     刃物の研ぎ方の指導を受ける  林道新設工事の視察
    立木の収穫調査体験 林道点検・整備を体験

    お問合せ先

    広島北部森林管理署

    ダイヤルイン:050-3160-1000