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9月に入り、猛暑から初秋を感じさせる時期となり雄国沼湿原周辺森林の樹木の葉の色や、湿原内での草紅葉と目に見えて風景が変わってきているのがわかります。
遊歩道の法面ではシラタマノキの白い果実が例年に比べても多く実らせ、おいしそうに見えますが口に入れるとサロメチールに似た香りが口の中いっぱいに広がるそうです(採取してはいけません)。
また日の当たる斜面には藍色をした果実が目を引くサワフタギが気温低下と共に色鮮やかになっていきます。湿原内では草紅葉は始まり、他の湿原などに比べても一回り小さく感じられるウメバチソウは、花を観察するとその作りの凝りように驚かされますので、ルーペ等で詳細に観察してみて下さい。他には涼しい風に揺れる様が似合うアキノキリンソウや花屋さんでみられるリンドウの原種であるエゾリンドウの青紫色等、短い秋を飾る花たちが見頃となっています。
ゴミは持ち帰りをお願いします。
9月に入り、涼しい風と共に湿原内では草紅葉が始まりました サワフタギ(ハイノキ科・ハイノキ属)
初夏の白い花も美しいですが、藍色の果実は別格です
シラタマノキ(ツツジ科・シラタマノキ属) アキノキリンソウ(キク科・アキノキリンソウ属)
白い果実をつぶすと、サロメチールに似た香りがします 涼しい風に揺れる様は、秋を感じさせます
ウメバチソウ(ユキノシタ科・ウメバチソウ属) エゾリンドウ(リンドウ科・リンドウ属)
湿原の中は養分が少ないためか、花が小さく感じられます 花屋さんのリンドウは本種を園芸的に改良したものが多い
磐越自動車道会津若松IC~国道121号線を経由して、金沢峠まで約18km45分