森林への誘い(会津)
蓋沼(ふたぬま)自然観察教育林
蓋沼は会津美里町の西部に位置し、この地域は雀林丘陵地帯の低山地(450m~500m)の第三紀層の摺状凹地にできた沼で、長径約100m、短径約65mの楕円形で、水深は深いところで4m程あります。沼の中央にある大きな浮島(長径約75m、短径約40m)は、沼の中を移動し、福島県指定天然記念物に指定されており、原始のままの状態で湿原植物が保存されています。
また、モリアオガエルやハッチョウトンボ、サギソウ等学術的にも貴重な動植物をみることができ、周遊する遊歩道も整備されていますので、蓋沼森林公園に観光の際は、是非、足をお運びください。

沼沢湖自然観察教育林
沼沢湖自然観察教育林は、奥会津金山町の約5,600m年前にできたカルデラ湖の沼沢湖を囲んだ、惣山、前山、佐志峠から成る外輪山の沼沢火山による軽石粒堆積物が作る丘陵地(470m)に位置し、只見柳津県立自然公園に指定されています。惣山、前山の尾根を走る変化に富んだ遊歩道が整備されており、ブナ、ミズナラ、ヒメコマツ等の新緑や紅葉と、遊歩道上の随所から一望できる沼沢湖と対岸の眺望ができます。

達沢不動滝風景林
達沢不動滝は、猪苗代町の安達太良山の南西斜面山麓の安達太良山系船明神山に源を持つ不動川に位置し、「ふくしま新八景」及び「ふくしまの水三十選」にも選ばれる福島を代表する滝です。高さ10m、幅16mにわたり、一枚岩の黒い岩肌を1枚のカ-テンのように流れ落ち、その飛沫が本流にかかる豪快な「男滝(おだき)」とその下流にひっそりとたたずむ優美な「女滝(めだき)」からなります。対象的な表情を見せる二つの滝を、川沿いの展望所から望むことができます。
周囲を「ふくしま緑の百景」に選べている達沢原生林に囲まれており、ミズナラを主体とした多数の植物で構成されており、センノキ・シナノキ・ミズキ・イタヤカエデ等の老古大樹が森林の自然形態をそのままに残っています。集落の近くで原生林を見ることができるのはめずらしく、学術的価値も高いものです。
駐車場から滝まで、整備された勾配のほとんどない参道と緩やかに流れる不動川をすぐ脇に見ながら歩くと10分ほどで不動滝に到着します。


裏磐梯デコ平野外スポーツ地域
会津磐梯山の裏側に当たることから、通称「裏磐梯」と呼ばれる北塩原村に位置し、北の山形県境の西面中腹から裾野に広がる森林地帯で多数の渓流や小野川不動滝、百貫清水等の豊富な清流、また、春秋はこれらの渓流沿いの新緑及び紅葉、夏には避暑地、冬にはスキ-と四季を通じて楽しむことができます。また、小野川不動滝は、探勝路等の整備がされており近くから眺めることができます。
スキ-場では、春から秋にかけてもゴンドラを運行しており、デコ平湿原や園地を回遊出来る遊歩道を整備しており、色々な動植物を見ることができ、秋には紅葉時の会津磐梯山の絶景を見ることができます。なお、この地域一帯は磐梯朝日国立公園内にあり、周辺の磐梯山、猪苗代湖、五色沼桧原湖等の著名な観光資源も多く存在します。


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お問合せ先
会津森林管理署
担当者:総務グループ
ダイヤルイン:0242-27-3270
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