緑の少年団
緑の少年団は、次代を担う子ども達が、緑と親しみ、緑を愛し、緑を守り育てる活動を通じて、ふるさとを愛し、そして人を愛する心豊かな人間に育っていくことを目的とし、学校または地域を単位として結成されている団体です。
林野庁では国土緑化推進機構や都道府県緑化推進委員会と連携して、緑の少年団の活動をサポートしています。
地域での活動
主な活動として、学習活動、レクリエーション活動、地域貢献活動を行っています。
■学習活動
自然体験学習や森林学習などから、緑や森林を守ることの大切さを学びます。
■レクリエーション活動
ハイキングや野外キャンプなど、自然に親しみ、団員同士の絆を深める活動が行われています。
■地域貢献活動
公園・緑地の清掃や植樹祭・育樹祭等の緑化行事への参加、緑の募金運動への協力など、地域の状況や団員の構成に応じて様々な活動を行っています。
学習活動 レクリエーション活動 地域貢献活動
全国規模・ブロック規模での活動
「全国緑の少年団活動発表大会」が、全国育樹祭併催行事として開催されており、全国から選出された緑の少年団が日頃の活動内容の発表を行っています。また、全国各地の緑の少年団のリーダーが集う、「緑の少年団交流大会」が開催され、活動発表会や森林学習を行うなど、様々な活動が行われています。
さらに、近隣県内の緑の少年団が集まるブロック規模での交流も行われており、各団体同士で活動内容の意見交換が行われています。
このほか、全国植樹祭等の緑化行事においても、緑の少年団が式典のサポートを行っています。
全国緑の少年団活動発表大会 ご懇談 森林学習
(全国緑の少年団活動発表大会) (緑の少年団交流大会)
お手植えの介添え お手入れの介添え 花束贈呈
(全国植樹祭) (全国育樹祭) (みどりの感謝祭)
※岩手県森林整備課提供
緑の少年団の団数・団員数
現在、全国で2,994団、約31万人が緑の少年団として登録されています。
平成17年以降、学校の統合等により団数は減少傾向にありますが、団員数は横ばいとなっており、現在も多くの子ども達が継続して活動を行っています。
資料:国土緑化推進機構提供、全国緑の少年団連盟調査
緑の少年団の歴史
緑の少年団は昭和35年に国土緑化推進委員会(※)が、全国の青少年に結成を呼びかけたことをきっかけに誕生しました。
年 表 | |
1960年(昭和35年) | 国土緑化推進委員会が緑化を実践する少年団の結成を提唱し、各地で誕生 |
1969年(昭和44年) | 秋田県から「緑の少年団の結成について」の提案があり、以降各県で「緑の少年団」の結成が増加 |
1974年(昭和49年) | 岩手県で行われた「第25回全国植樹祭」に緑の少年団が初参加し、緑の少年団が全国的に注目されるようになる |
1976年(昭和51年) | 「全国緑の少年団活動発表大会」が初めて開催される |
1979年(昭和54年) | 緑の少年団の指導者の育成強化を目的とした「緑の少年団指導者研修会」開始 |
1989年(平成元年) | 「みどりの日」の制定を契機に、さらなる少年団活動の内容充実や相互の連携強化を目的に「全国緑の少年団連盟」設立 |
2025年(令和7年) | 2,994団、約31万人が参加 |
(※)国土緑化推進委員会:国土緑化運動を国民運動として、推進する団体。昭和25年に設立され、昭和42年に社団法人化、昭和63年に名称を国土緑化推進機構と改めた。
緑の少年団の活動をするには?
- 緑の少年団に入りたい
- 新しく緑の少年団をつくりたい
- 緑の少年団の指導者として活動したい
→各都道府県緑化推進委員会にお問い合わせください。
お問い合わせ先:都道府県緑化推進委員会 | 公益社団法人 国土緑化推進機構(外部リンク)
リンク
林野庁ホームページ
全国植樹祭:林野庁
全国育樹祭:林野庁
森と花の祭典-「みどりの感謝祭」:林野庁
国土緑化推進機構ホームページ
緑の少年団 | 公益社団法人 国土緑化推進機構(外部リンク)
お問合せ先
森林整備部森林利用課山村振興・緑化推進室
担当者:緑化推進班
代表:03-3502-8111(内線6217)
ダイヤルイン:03-3502-8243