「相続土地国庫帰属制度により帰属した森林の管理・処分に関する検討会」概要
1.日時及び場所
令和8年3月4日(水曜日)13時00分~15時00分 農林水産省北別館林野庁AB会議室
2.議事
林野庁が管理する国庫に帰属した森林の現状と課題、検討状況
3.委員
出野 慎次 日吉町森林組合 参事
久保山 裕史 国立研究開発法人 森林研究・整備機構 森林総合研究所東北支所 産学官民連携推進調整官
品川 尚子 那須法律事務所 弁護士
山下 詠子 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 森林政策学研究室 准教授
吉田 嗣博 札幌市森林組合 代表理事組合長
(五十音順、敬称略)
4.主な意見等
(帰属した森林の管理)
〇境界杭の管理は必要であろうが、なるべくコストをかけないやり方で管理すべき。
〇管理コストを下げるためには、リスクを最小限にとどめる観点をもって、巡視の頻度を少なくする、遠隔で管理できる技術の活用、管理の委託を検討してはどうか。
〇森林事務所から遠かったり、倒木の処理が必要となったりする場合を踏まえると、管理にあたって地域の森林組合と連携してはどうか。
〇地域森林計画対象森林だったか否かで管理方法を分けることが考えられる。
(帰属した森林の処分)
〇森林組合や隣接地に縁のある人など地域のいろいろな主体と関係性を開拓して日頃から連携していくことが、処分においても最も近道となる方法ではないか。
〇既に試行している売払い予定地の看板の設置やウェブでの紹介は重要な取組なので優先順位をつけながら進めていくべき。
〇帰属した森林は山林として購入するイメージはないので、他者に売却すると転用される場合が多くなると思う。近隣に迷惑がかかるような用途の山が増えてくると周りが迷惑するので、地域の森林を守るという観点から、近隣に迷惑がかからないような用途で活用してもらえる人に限って処分を判断して欲しいし、処分後も森林として維持されることを条件にして欲しい。
〇処分対象の森林が蓄積したらテレビ広報や政府広報で広く知られるように努力すべきだが、環境にフィットした目的のニーズは見込みにくいのではないか。売却に当たっては、買主の身元を把握して土捨て場やゴミ捨て場にならないようにするべき。
(その他)
〇本制度は自治体による公的な管理も難しい中でできたものと考えるが、無秩序に帰属件数が増えないよう負担金の見直しやハードルを厳格にすることが考えられる。
〇実際に森林でないところも林野庁の管轄となっているのであれば、林野庁による管理が適切な土地に絞って受け取れるように検討してはどうか。
〇負担金については面積に応じてもっと増額したほうが良いのではないか。
〇今後の人口減少を見据え、国には境界不明や所有者不明の問題を大胆に乗り越えてもっと創造的に新しい土地の使い方ができる制度の創造を望む。
お問合せ先
国有林野部業務課国有林野管理室
担当者:土地利活用管理班
ダイヤルイン:03-6744-2328




