このページの本文へ移動

林野庁

メニュー

平成30年度 福島の森林・林業再生に向けたシンポジウムの概要

福島の森林・林業再生に向けたシンポジウム 


本シンポジウムは、森林内の放射性物質の動態把握や林業再生に向けた技術の実証など、これまで得られた知見や成果などを、地域や都市住民の皆様に分かりやすく伝え、福島の森林の現状を御理解いただきながら、幅広い関係者の参画・連携の下で、福島の森林・林業再生に向けた取組を推進するために、開催しました。

本年度は、平成301117日にラコパふくしま(福島県福島市)、平成30129日に大田区産業プラザPio(東京都大田区)において開催。
   福島会場では福島県内を中心に155名、東京会場では東京都内を中心に114名に参加いただきました。

 
シンポジウムの案内パンフレット

   パンフレット(PDF : 2,349KB)

福島会場

「福島の『木』の魅力を見直そう~林業の成長産業化の実現に向けて~」

1.研究報告「森林の放射性セシウム分布の現状と今後の見通し」
(国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所)

2.応援ビデオメッセージ「木で再生する日本」
(建築家・東京大学教授 隈研吾)

3.特別講演「木材利用時代への対応」
      (東京大学名誉教授安藤直人)

4.座談会「木材利用の魅力と多様な可能性~福島の林業・木材産業の再生~」 

(配布資料)
 表紙・プログラム・目次(PDF : 261KB)
 講演者・報告者等プロフィール(PDF : 294KB)
 1.研究報告「森林の放射性セシウム分布の現状と今後の見通し」(PDF : 3,904KB)
 2.応援ビデオメッセージ「木で再生する日本」(PDF : 146KB)
 3.特別講演「木材利用時代への対応」(PDF : 5,070KB)
 4.座談会「木材利用の魅力と多様な可能性福島の林業・木材産業の再生」(PDF : 165KB)
(登壇者の活動報告)
関根木材工業(株)(PDF : 5,177KB)
(一社)福島県建築大工業協会青年部(その1)(PDF : 26,188KB)
(一社)福島県建築大工業協会青年部(その2)(PDF : 18,040KB)
いわき市森林組合(PDF : 1,080KB)
 5.【告知】農林水産省「消費者の部屋」特別展示、三井アウトレットパーク多摩南大沢展示・販売(PDF : 10,189KB)

座談会の概要】
関根健裕氏(関根木材工業(株))、伊藤大輔氏((一社)福島県建築大工業協会青年部・木造工舎)、田子英司氏(いわき市森林組合)及び安藤直人氏(東京大学)の4名による活動報告と意見交換が行われました。具体的には、森林や木材に関する消費者への普及啓発のあり方や木材の利用促進、林業の成長産業化に向けた課題や今後の展望などについて、各々の立場から発言がありました。
   なお、座談会の概要についてはこちら。座談会の概要(福島)(PDF : 180KB)

【研究報告に関する質疑対応】
 「森林の放射性セシウム分布の現状と今後の見通し」を説明し、会場からは木材や山菜の放射性物質濃度などに関する質問があり、木材については樹種により放射性物質の分布が異なること、山菜は土壌からの栄養分の摂り方による影響もあることなど、専門的な知見による回答が行われた。
(質問の詳細)
・木材の放射性物質濃度について、広葉樹のコナラは辺材、針葉樹のスギは心材で濃度が高くなる特徴的な違いがあるが、この違いは全ての樹種に共通する特徴なのか。
・山菜について、品種や生育場所等によって、放射性セシウム濃度との相関関係はあるか。

 

東京会場

「福島の魅力を知ろう・つなげよう、人、町、自然~地域の再生に向けて~」

1.研究報告「森林の放射性セシウム分布の現状と今後の見通し」
  (国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所)

2.福島県の取組報告  「福島県の森林・林業の復興・再生に向けた取組」
      (福島県農林水産部森林計画課)

3.応援ビデオメッセージ「木で再生する日本」
  (建築家・東京大学教授隈研吾)

4.地域の再生に向けた活動事例  「『参加』でつくる持続可能なみんなの里山  地域おこし協力隊・移住後の生きる道
      (やまもり会@霊山)

5.座談会「地域資源とネットワークを活かした地域おこし~福島の再生~」 

(配布資料)
 表紙・プログラム・目次(PDF : 270KB)
 講演者・報告者等プロフィール(PDF : 323KB)
 1.研究報告「森林の放射性セシウム分布の現状と今後の見通し」(PDF : 3,942KB)
 2.福島県の取組報告「福島県の森林・林業の復興・再生に向けた取組」(PDF : 5,095KB)
 3.応援ビデオメッセージ「木で再生する日本」(PDF : 144KB)
 4.地域の再生に向けた活動事例「『参加』でつくる持続可能なみんなの里山地域おこし協力隊・移住後の生きる道」(PDF : 14,952KB)
 5.座談会「地域資源とネットワークを活かした地域おこし福島の再生」(PDF : 236KB)
(登壇者の活動報告)
(有)鈴木農園・(株)まどか菜園(PDF : 1,641KB)
福島大学(PDF : 1,360KB)
 6.【告知】農林水産省「消費者の部屋」特別展示(PDF : 11,595KB)

【座談会の概要】
玉手孝行氏(やまもり会@霊山)、鈴木清美氏((有)鈴木農園・(株)まどか菜園)、岩崎由美子氏(福島大学)の3名による活動報告と意見交換が行われました。具体的には、福島県の価値や魅力を高め、地域活性化を進めるための方策などについて、各々の立場から発言がありました。
なお、座談会の概要についてはこちら。座談会の概要(東京)(PDF : 147KB) 

【研究報告に関する質疑対応】
「森林の放射性セシウム分布の現状と今後の見通し」を説明し、会場からは樹皮や樹木全体の放射性物質濃度、木質バイオマスエネルギー等に関する質問があり、放射性物質濃度について、材は低いが樹皮はまだ高いレベルにあり、今後の推移をモニタリングしていくこと、木質バイオマス利用に関しては木材を安全に燃やす技術が確立している分野もあることなど、専門的な知見による回答が行われた。
(質問の詳細)
・樹皮に含まれる放射性物質濃度は、下がりにくい状況であるが、樹木全体の放射性セシウム濃度は今後どうなるのか。
・木材を木質バイオマスエネルギーとして利用する場合、放射性セシウム濃度や安全性について聞きたい。

お問合せ先

森林整備部研究指導課

担当者:森林除染技術開発企画班
ダイヤルイン:03-6744-9530
 

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader