CDM植林の承認方法論・ツール・ガイドライン・スタンダード
本事業では、CDM植林に取り組む事業者の支援を目的として、CDM植林のルールを定めた文書等を収集・翻訳しております。
CDM 植林プロジェクト設計・申請のための規則・ガイド集(PDF:2,174KB)
ただし、ルールは随時、CDM理事会によって改定されているため、最新のルールについては、UNFCCCウェブサイトをご参照ください。
CDM植林プロジェクトについての決定事項および各段階で必要とされる文書は、以下の階層で示されます。
これについてのCDM理事会報告書はこちらです(英語版PDF)。
スタンダード
スタンダードとは、CDMのM&Pの遵守を目的として設定されたものです。スタンダードでは、コンプライアンスの評価基準として、達成されなければならないレベル(ポリシースタンダード)や実行すべき活動内容(方法論スタンダード)が示されています。また、方法論スタンダードには、方法論および方法論ツールが含まれています。
承認方法論
承認方法論とは、正式には「ベースライン&モニタリング方法論」を指します。プロジェク活動によるクレジット量によって大規模方法論と小規模方法論の2種類があります。クレジット量が年平均16,000t-CO2以下のプロジェクトについては、小規模方法論を適用することができます。これは、大規模方法論と比較して条件がやや簡略化されたものです。
方法論は、対象地が湿地(大規模の場合は、劣化したマングローブ林)もしくは湿地以外の土地であるかによって、下記の通り作成されています。内容は、各方法論の適用条件や、プロジェクト活動によって発生するクレジット量の推定方法などです。プロジェクト対象地の区分が2種類となったことに加えて、書式についても方法論ツールを利用した簡便な書式に改訂されています。
大規模・小規模承認方法論の整理と統合図
![]() |
![]() |
承認方法論ツール
承認方法論の中には、一部の計算や証明については各方法論で共通の手順を利用しているものもあります。そういった手順をまとめたものが承認方法論ツールと呼ばれています。方法論によって利用するツールは異なりますが、これによって方法論自体は短く簡略化することが可能です。
ガイドライン
ガイドラインには、スタンダードや手続きの要件を満たすための方法やフォームの記入方法など、補足的な情報が含まれています。
お問合せ先
森林整備部計画課海外林業協力室
ダイヤルイン:03-3591-8449