ITTO
ITTOの概要と我が国の貢献
国際熱帯木材機関(International Tropical Timber Organization, ITTO)は、熱帯林の持続可能な経営の促進と持続的かつ合法的に生産された熱帯木材の貿易の発展を目的として、1986年に設立された国際機関で、加盟国(熱帯木材の生産国・消費国)間の政策協議及び国際協力を推進しています。我が国に本部を置く数少ない国際機関の一つで、本部を横浜市に置いています。
主な活動は、「政策活動」と「事業活動」に大別されます。「政策活動」としては、熱帯林の持続可能な経営を促進するためのガイドラインや基準・指標の策定等を実施、「事業活動」としては、これまで1,000件を超えるプロジェクトを実施するなど、木材生産国内における取組を支援しています。
林野庁では、ITTOに対して、本部事務局経費に加え、持続可能な熱帯林経営の推進や違法伐採対策のための普及・啓発・人材育成に必要な経費を拠出しています。
ITTOの概要、活動、我が国の貢献について、詳しくはこちら(PDF : 1,037KB)をご参照下さい。
過去の理事会の結果
最近の国際熱帯木材理事会の結果については、以下のページをご参照下さい。
・次期事務局長として、ITTO初の女性事務局長となるシャム・サトクル氏(マレーシア出身)を選出
・林野庁から、ベトナムにおける持続可能な木材消費の促進に向けた取組をはじめ、コスタリカやマレーシアにおける
実地でのプロジェクトへの拠出を表明
- 第56回国際熱帯木材理事会(令和2年11月、オンライン)の結果
- 第55回国際熱帯木材理事会(令和元年12月、ロメ(トーゴ))の結果
- 第54回国際熱帯木材理事会(平成30年11月、横浜市)の結果
- 第53回国際熱帯木材理事会(平成29年11月~12月、リマ(ペルー))の結果
- 第52回国際熱帯木材理事会(平成28年11月、横浜市)の結果
- 第51回国際熱帯木材理事会(平成27年11月、クアラルンプール(マレーシア))の結果
ITTOの活動
報告書「熱帯木材2050」
2021年7月、ITTOは、「熱帯木材2050」(原文・英語)と題して、将来における熱帯木材の需給と熱帯木材による持続可能な経済への貢献を分析した報告書を公表しました。
「熱帯木材2050」概要(日本語)(PDF : 355KB)
報告書原文のリンクはこちら(外部リンク)
報告書「世界の木材に関する隔年評価報告書2019-2020」
2021年8月、ITTOは、「世界の木材に関する隔年評価報告書2019-2020」(原文・英語)と題して、特に熱帯木材に焦点をあて、2019~2020年における世界の木材市場の動向を整理した報告書を公表しました。この報告書は、熱帯木材協定(ITTA)第28条に基づき、ITTOが隔年で作成・公表しているものです。
「世界の木材に関する隔年評価報告書2019-2020]概要(日本語)(PDF : 333KB)
「熱帯木材貿易の動向」(同報告書のデータを整理し図示)(日本語)(PDF : 1,017KB)
報告書のリンクはこちら(外部リンク。過去の報告書もご覧になれます。)
報告書「インドの木材需給2010-2030」
2021年9月、ITTOは、「インドの木材需給2010-2030」(原文・英語)と題して、インドの2019年までの森林・林産物・木材関連産業の動向(第1,2章)と2030年までの需要予測(第3章)を分析した報告書を公表しました。
「インドの木材需給2010-2030」概要(日本語)(PDF : 250KB)
報告書のリンクはこちら(外部リンク)
お問合せ先
林野庁林政部木材利用課木材貿易対策室
担当者:貿易第二班
ダイヤルイン:03-3502-8063