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第51回国際熱帯木材理事会の結果について

平成27年11月16日(月曜日)から21日(土曜日)まで、マレーシアのクアラルンプールにおいて、「第51回国際熱帯木材理事会」が開催されました。

1.概要

国際熱帯木材理事会は、国際熱帯木材機関(ITTO *1)の最高意思決定機関です。本理事会は毎年1回開催され、本年は、ITTOの活動目的である世界の熱帯木材貿易や熱帯林の持続可能な経営に関する課題のほか、ITTOの運営や予算についても議論を行いました。

1 ITTO:International Tropical Timber Organization

2.日程・場所

(1)日程:平成27年11月16日(月曜日)~21日(土曜日)
(2)場所:クアラルンプール(マレーシア)

3.参加国・出席者

(1)加盟国:マレーシア、カメルーンの林業担当大臣、ガーナの林業担当副大臣、61ヵ国の加盟国及びEUの政府関係者等
(2)我が国:外務省、環境省及び林野庁の担当者
(3)オブザーバー:非加盟国の政府担当者、国連森林フォーラム(UNFF*2)等の国際機関のほか、NGO、民間団体等の関係者

2 UNFF: United Nations Forum on Forest

4.結果概要

(1)2006年の国際熱帯木材協定の関連事項

2006年の国際熱帯木材協定(平成23年12月発効)について、新たにクロアチア、タイの2か国が締結し、加盟国は71か国及びEUとなったことが報告されました。  
また、今回の理事会において、事務局長の選出に至らなかったことから、来年11月に開催される理事会(於:横浜市)での選出実施を決議し、年内に応募者の公募を開始することとなりました。

(2)ITTO2か年事業計画

事務局より、「2か年事業プログラム2015年-2016年」の進捗報告書が発表されました。当報告において、ガバナンス向上と持続可能な森林管理のための能力向上に向けた、それぞれの戦略的優先事項における活動についての説明等が行われました。

(3)テーマ別プログラム

79のテーマ別プログラムに関する進捗報告が行われ、「産業開発と効率性」および「コミュニティーによる森林経営と事業」について、2013年-2018年のフェーズに対しての資金提供を受けたことが発表されました。

(4)プロジェクト等への拠出

本理事会の期間内において、加盟国等から10件、総額3.7百万ドルのプロジェクト等に対して拠出が表明された旨が報告されました。

(5)ITTOの投資・財務運営

ITTOにおける投資損失の発生を受けて、事実関係についての調査を行うとともに、改善・是正措置を検討するための委員会を設置することが決定されました。

(6)第52回及び第53回理事会の開催日時及び場所

第52回理事会は2016年11月7日から12日に横浜にて,第53回理事会が2017年11月上旬にペルーにて,開催することが確認されました。

お問合せ先

林政部木材利用課木材貿易対策室

担当者:貿易第二班
代表:03-3502-8111(内線6130)
ダイヤルイン:03-3502-8063