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第22回APEC違法伐採及び関連する貿易専門家グループ会合(EGILAT22)の結果について


2022
年8月21日、22日に第22回APEC違法伐採及び関連する貿易専門家グループ会合(EGILAT22)がタイ・チェンマイで開催されました。 

1.EGILATについて

違法伐採及び関連する貿易専門家グループ(EGILAT: Expert Group on Illegal Logging and Associated Trade)は、2011年に、違法伐採対策及び合法木材の貿易推進を目的として、APECSCE(経済・技術協力運営委員会)の下に設立された作業部会です。EGILATの活動内容は、違法伐採対策及び合法木材の貿易推進に関する情報共有や意見交換、関係者の能力開発等です。EGILATでは、毎年2回、専門家会合を開催して、各エコノミー間の情報交換を推進しています。

2.出席エコノミー

今回の会合には、APEC21エコノミーのうち、日本、豪州、カナダ、チリ、韓国、マレーシア、ニュージーランド、パプアニューギニア、ペルー、台湾、タイ、米国、ベトナムが現地で参加し、中国、インドネシア、フィリピンがオンラインで参加しました。 

3.主な議題

(1)政策テーマ

EGILATでは、昨年まで2年間、民間セクターが木材の合法性確認に際して抱える課題や、政府や国際機関、市民団体等がとりうる民間セクターへの支援方策を特定することを目指すプロジェクトをおこなっていました。今後も第2期として関連の取組を続けていくことになっています。
豪州よりワークストリーム1(枠組、対策、政策等の見直し)について説明があり、合法性枠組みに持続可能性や労働、サプライチェーンの要素を含めることが提案されました。米国よりワークストリーム2(技術及び技術統合)について、NZよりワークストリーム3(コンペンディウム2.0に関する目標とアイディア)について説明があり、今後も第2期の具体的な内容について検討を進めていくことになりました。

(2)各国における違法伐採対策の取組状況

日本、米国、NZ、豪州、マレーシア、タイ、インドネシアから、各国における違法伐採対策の最新動向について発表が行われました。
我が国からは、クリーンウッド法の紹介と昨年度開催された検討会の概要、木材利用促進の取組、国際協力等について発表を行いました。

(3)EGILAT戦略計画(2023-2026)について

次期EGILAT戦略計画(2023-2026)について議論が行われ、引き続き検討していくことになりました。

4.次回の日程

次回EGILAT23は、2023年2月頃に開催予定です(来年のAPECホスト国は米国)。

 

お問合せ先

林政部木材利用課木材貿易対策室

担当者:貿易第一班
ダイヤルイン:03-3502-8063

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