このページの本文へ移動

林野庁

メニュー

第58回国際熱帯木材理事会の結果について

令和4年11月7日(月曜日)から同11日(金曜日)にかけて、「第58回国際熱帯木材理事会」が対面及びオンラインのハイブリッドで開催されました。

1.国際熱帯木材理事会について

   「国際熱帯木材理事会(ITTC)」は、熱帯林の持続可能な経営の促進及び熱帯木材貿易の発展を目的として、「国際熱帯木材協定(ITTA)」に基づ
     いて設立された「国際熱帯木材機関(ITTO)」の最高意志決定機です。
     ITTCは、毎年1回、加盟生産国又は事務局本部(横浜市)で開催されています。今回は3年ぶりの対面(横浜市)とオンラインを併用し、ハイブリ
     ッドでの開催となりました。

2.出席者

     74加盟国のうち、37か国及びEUの政府関係者が参加しました。我が国からは、外務省、環境省及び林野庁の担当者が参加しました。このほか、オ
     ブザーバーとして、国連食糧農業機関(FAO)やNGO等が参加しました。

3.主な議題と対応

   (1)2006年国際熱帯木材協定(ITTA 2006)の延長
          昨年のITTCで2026年12月まで5年間の延長が決定しているITTAについて、今次会合では、2027年以降の再交渉又は2回目の延長(※)の必要
          性を加盟国間で議論しました。既存の作業グループを延長し、各国の意向調査を実施した上で、現行協定のレビュー並びに再交渉分及び再延長
          分のロードマップ(スケジュール・必要経費等を含む。)を作成し、次回ITTC前に各国に提供することを決定しました。
          (※)ITTA2006第44条の2の規定により、協定は2回の延長が可能(1回目5年間、2回目3年間)。

   (2)我が国からの任意拠出金の拠出表明
          今次会合では、我が国、米国、豪州、中国、韓国、国際条約機関等から、生産国によるプロジェクト及び事務局による活動に対して、総額約400
          ル(約5.5億円)の任意拠出が表明されました
          我が国からは、約105百万円の拠出を表明しました林野庁からの拠出分は約75百万円で、令和4年度当初予算により、以下の2事業に拠出しま
          した。
       (ア)タイにおける持続可能な木材製品の国内消費の促進
       (ィ)インドネシアにおける持続可能な木材製品国内市場の開拓

          具体的な内容については別紙をご覧ください。(別紙(PDF : 73KB)

       その他の議題等の結果概要につきましてはこちら(外部リンク。決議や発表資料もご覧になれます。)

4.次回の日程

     次回の第59回国際熱帯木材理事会は、令和5年12月上旬にタイで開催される予定です。

お問合せ先

林政部木材利用課木材貿易対策室

担当者:貿易第二班
ダイヤルイン:03-3502-8063

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。

Get Adobe Reader