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第25回APEC違法伐採及び関連する貿易専門家グループ会合(EGILAT25)の結果について


2024年2月25日、26日に第25回APEC違法伐採及び関連する貿易専門家グループ会合(EGILAT25)がペルー共和国リマで開催されました。

1.EGILATについて

違法伐採及び関連する貿易専門家グループ(Expert Group on Illegal Logging and Associated Trade(EGILAT))は、2011年に、違法伐採対策及び合法木材の貿易推進を目的として、APECのSCE(経済・技術協力運営委員会)の下に設立された作業部会です。EGILATの活動内容は、違法伐採対策及び合法木材の貿易推進に関する情報共有や意見交換、関係者の能力開発等です。EGILATでは、毎年2回、専門家会合を開催して、各エコノミー間の情報交換を推進しています。

2.出席エコノミー

今回の会合には、APECの21エコノミーのうち、豪州、カナダ、チリ、中国、インドネシア、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、ペルー、フィリピン、タイ、台湾、米国及びベトナムが参加しました。 

3.主な議題

(1)各エコノミーにおける違法伐採対策の取組状況
豪州、日本、ペルー、米国から、違法伐採対策や合法性確認システム、木材の原産地同定技術等の最新動向について発表が行われました。
我が国からは、改正クリーンウッド法の施行に向けた進捗状況や、国際熱帯木材機関(ITTO)プロジェクトへの拠出による違法伐採対策への貢献等について発表しました。

(2)「ポリシーテーマ」に関して
2022-23年の2年間で実施された次のプロジェクトについて、主担当のエコノミーから進捗状況の報告がありました。また、次期プロジェクト(2024-2025)について、事務局から議論の草案の提示がありました。

APEC Project EGILAT 2022
1.「合法伐採木材の流通と貿易の前進」主担当エコノミー:米国
2.「キシラリア・ネットワークを通じたAPECの合法木材貿易強化のための統合木材情報データの開発」主担当エコノミー:インドネシア

(3)APEC関連フォーラからの発表について
APECの関連する他のフォーラから、SCCP(税関手続小委員会)及び、ACTWG(汚職・腐敗対策及び透明性に関するワーキンググループ)より、それぞれの取組が報告されました。

4.次回の日程

次回EGILAT26は、2024年8月頃に開催予定です。

 

お問合せ先

林政部木材利用課木材貿易対策室

担当者:貿易第一班
ダイヤルイン:03-3502-8063

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