オホーツクの森
「オホーツクの森」の概要
「オホーツクの森」は、北見市から車で約30分、北見市と網走市のほぼ中間に位置し、国道や道道からのアクセスが良いことから、森林環境教育などを行う関係者が、入林するのに適したフィールドとなっています。「オホーツクの森」は、北見地域における森林施業の総合的な技術開発と普及を図るため、昭和46年に「オホーツクの森」として3648haが設定されました。さらに施業を実施する中で、その技術を推進し林業発展に資するとともに、森林環境と眺望にも優れていることから、レクリエーション的利用も図ることとし、多くの人々に森林の持つ公益的機能と使命について理解を深めていただく場としても活用しています。
この区域内には、ボランティア団体等の方々が、多くの生き物が生息できる環境の保全や森林の公益的機能の一層の充実を図るため、針葉樹の人工林を針広混交林へ誘導・再生に取組むことができる「自然再生モデル林」が設定されています。
また、地域の住民の方々が、巨樹・巨木等の森を散策しながら森林浴を楽しむことができる「遊歩道」を整備するとともに、森林環境教育に取組む教育関係者等が、いつでも利用できる「環境教育実践コース」も整備されています。
東部と南部は比較的低く、北西部に向かって高くなっており、標高は40m~427mとなっており、土壌は林木の育成に良好な森林褐色土が大部分を占めています。
6~8月の平均気温は約18℃で、年平均降水量は800mmとなっています。
- 「フィールドマップ」(PDF : 1,285KB) (「オホーツクの森」の案内図です。)
「オホーツクの森」の森林環境教育フィールド案内
常呂川森林ふれあい推進センターでは、網走市と北見市にまたがる「オホーツクの森」で、森林環境教育や森林とのふれあいの取組みを推進するため、「オホーツクの森の森林環境教育フィールド案内」を作成しました。この冊子は、小学校・中学校の関係者、森林環境教育に取組むNPO等の関係者の皆さまが、森林環境教育を行う際の一助になればと作成したもので、カラーの写真や図面を多用するとともに、ルートの案内や森林の自然現象などを解説しています。
また、「オホーツクの森」では、森林環境教育の実践コースを整備しており、「木が寒さで割れる現象」や「キツツキの食痕」などの観察ポイントなども解説しています。
今回作成した冊子は、オホーツク総合振興局管内の全ての小学校及び中学校、教育関係団体等に配布しており、本冊子を希望される教育関係団体等の皆さまには、数に限りはありますが無償で配布していますので、当センターへご連絡ください。
なお、個人での使用を目的とした配布は行っていません。

「オホーツクの森」の森林環境教育フィールド案内
目次(PDF : 174KB)- この冊子を発行するにあたって
- 「オホーツクの森」の概要
- 「オホーツクの森」フィールドマップ
「オホーツクの森」フィールドマップ、フィールドマップの利用の仕方
- 「オホーツクの森」のフィールド案内
古の森(PDF : 1,141KB)、カラマツの林、山火事跡にできた森、しらかば十字園・展望台、ダムの水を供給する森林
- 「オホーツクの森」体験コース例
体験林業ができる林、具体的な森林環境教育の実践コース案内、同冬編
- 「オホーツクの森」で出会う樹木・草本・鳥・動物
- 森林に入るときに注意すること
お問合せ先
常呂川森林ふれあい推進センター
〒090-8588 北見市北斗町3丁目11-3
【Tel】0157-23-2960