北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2024年1月)
五稜郭国有林とゴールデンカムイ(2024年1月12日投稿)
五稜郭国有林は函館市五稜郭の東へ 300メートルに在り、周囲には住宅のほか市立函館高校や函館大妻高校が隣接しています。
1921年(大正10年)に風致保安林、1995年(平成7年)に保健保安林に指定されています。
五稜郭国有林はアカマツやスギ・ヤチダモで構成されています。
ヤチダモの成長に伴い、近隣住宅への枯れ枝の飛来や日照不足、害虫発生といった弊害も多く見られるようになっています。
特に令和3年以降アメリカシロヒトリの幼虫大発生が続いていて、これも温暖化による異常高温が原因のようです。
毎年、職員による駆除作業を行っているところですが、毛虫の付きづらい樹種への転換を目指しているところです。
ゴミ捨てや冬期には投雪問題も抱えていますが、近隣町内会や国有林OBの協力を得ながら清掃活動にも取り組んでいます。
2000年頃の五稜郭国有林
図面
この林の生い立ちは1862年(文久2年)五稜郭築城に併せて五稜郭周辺にアカマツが植栽されたようです。
ここのほかに現在の国道5号線の赤松街道で有名な並木も同時期に植えられたとのことです。注1
1944年(昭和19年)の函館五稜郭の姿です。(出典:国土地理院ウェブサイトhttps://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1)
土塁で造られた五稜郭を囲む防風林のようにみえます。
ゴールデンカムイの舞台設定当時、実際のところどのような形をしていたのか定かではありませんが、物語の舞台となった林の一部が現存すると思うと少しワクワクしませんか。
2011年(平成23年)の五稜郭と国有林(出典:国土地理院ウェブサイトhttps://mapps.gsi.go.jp/maplibSearch.do#1)
注1 参考:函館営林局史S42年
(檜山森林管理署 小笠原)
お正月の藻琴山登山(2024年1月2日撮影)
登山口
冬でも毎週末登山者が訪れる藻琴山。
天気の良い日を狙って令和6年1月2日(火曜日)に登りました。
年末は天気が悪かったので誰も登っている様子が無く、登山口からまさかのノートレース。
ラッセルの跡
登山者どうし協力します
偶然一緒になった登山者どうし協力してラッセルし、山頂を目指しました。
9合目写真
9合目標柱もご覧のとおり雪で埋もれていました。9合目から山頂までも長かったです。
遠くに見える山頂
しばらくして、遥か彼方に藻琴山の山頂が見えました。
屏風岩
途中の屏風岩も凍って太陽の光がキラキラと反射している様子が美しかったです。
藻琴山山頂
山頂からの眺め~屈斜路湖と雄阿寒岳
山頂からの眺め~右から斜里岳、海別岳、知床連山
夏の3倍ほどの時間をかけて山頂に到着、登山者みんなで協力してたどり着いた山頂からは、絶景が広がっていました。
登山計画書を忘れずに、家族や職場などの他に最寄りの警察署又は交番や駐在所に提出しましょう。
今年も天候などよく調べ、無理な登山はしないよう安全第一で冬山登山を楽しもうと思います。
(計画保全部 計画課 穂積)
お問合せ先
総務企画部 企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271