北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2023年3月)
春を告げるいきものたち 2023年3月29日撮影
みなさんこんにちは。胆振東部森林管理署 糸井担当区の森林官です。
糸井担当区が所在する苫小牧市では、気温も上がり春を感じさせるいきものたちを見ることが出来るようになってきました。
まだ草も生えてきていない早春に山吹色の鮮やかな色が目を引くのがナニワズの花です。
ナニワズ(ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属)
実は「草」ではなく「樹木」ですが、背が高くはなりません。
夏に葉を落とすので「ナツボウズ」と呼ばれることもあります。
秋には新しい葉が生えてきて、雪の下で葉をつけたまま冬を越します。
北海道では標高の低いところでも見ることができるクジャクチョウは、成虫で冬を越します。
早春に林道をパタパタと素早く飛び、翅を広げるとクジャクのような目玉模様をみせてくれます。
クジャクチョウ(タテハチョウ科)
きれいな模様とモフモフした身体、ピンと伸びた触角が可愛らしいですね
世界共通の名前である「学名」にはgeisha(芸者)とある通り鮮やかで美しいチョウです。
散策された際に出会えるといいですね。
今年は雪解けが早く、例年より早く林道が通行できそうです。
糸井担当区部内は樽前山のおひざもとで、火山灰が厚く堆積しています。そのため、林道は水を含むと悪路となりタイヤがはまってしまう危険性もあります。
入林する際は十分お気を付けください。
- (胆振東部森林管理署 糸井森林官 腰越)
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総務企画部 企画課
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