北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2022年4月)
豪雪地・ほろかないの春 2022年4月26日撮影
豪雪の幌加内町も今冬は累積降雪量が870センチメートルと平年比70パーセントで幕を閉じ、雪解けが早く進みました。
平地は積雪がほぼなくなり、森林内では草花の芽生えが始まり、本州から渡り鳥達が次々と飛来し、町や森は賑やかになりつつあります。
北空知支署近くを流れる1級河川・雨竜川に架かる清月(せいげつ)橋付近からは、未だに雪を残す北海道百名山・三頭山(1,009メートル)を晴れた日には眩しく眺められます。
雨竜川と三頭山(写真をクリックすると拡大されます)
幌加内坊主山とオオハクチョウの群れ(写真をクリックすると拡大されます)
林内開花第一号!のカタクリの花(写真をクリックすると拡大されます)
シラカバの芽吹きは幌加内町ではまだ先です(写真をクリックすると拡大されます)
(空知森林管理署 北空知支署 森林整備官 中嶋 )
世界のニセコ その3 2022年4月16日撮影
ニセコアンヌプリ山頂から見た景色です。
ひらふスキー場のキング第4リフトを降りてから登ること20分で1308メートルのピークです。
アンヌプリ頂上(写真をクリックすると拡大されます)
チセヌプリなどのニセコ連峰、昆布岳、有珠山、洞爺湖、羊蹄山、無意根山など大パノラマが展開。
この日は風も無く視界も良くて噴火湾越しに駒ケ岳まで見ることができました。
積丹半島~ワイスホルン(写真をクリックすると拡大されます)
ニセコ連峰と日本海(写真をクリックすると拡大されます)
噴火湾越しに駒ケ岳
羊蹄山(写真をクリックすると拡大されます)
ヒラフスキー場(写真をクリックすると拡大されます)
ゲレンデシーズンもあと少しです。
ヒラフスキー場は5月5日まで営業します。
春のゲレンデを滑ってみませんか。
(北海道森林管理局 経理課 小笠原 )
山はすでに花盛り 2022年4月5~11日撮影
4月に入り2週間ほどが経ち、すっかり冬の気配は遠のいて、日に日に気温が増していくこの頃です。
まだ雪は残りますが、芽室森林事務所の担当区域にある国見山自然観察教育林では我先にと花が開き、すでに花盛りを迎えています。
最初に顔を出したのはフクジュソウです。
雪が解けた場所からどんどん花を開き、最初の春を知らせてくれます。
黄色い花が良く目立つので目を惹かれますね。
こちらの白い花はキクザキイチゲ。
花びらが菊の花のように広がることから、キクザキ(=菊咲き)と呼ばれています。
細い花びらが繊細に光を反射して綺麗です。
個人的に一番目好きなのがこちらのザゼンソウ。
大きな赤紫の苞(ほう)の形を、座禅を組んで瞑想している僧侶の姿に重ねて名前が付けられている植物です。
遠くから見ると石が転がっているように見えますが、近くで見るとこの独特な形に驚きます。
私は今の業務に就くまであまり見たことが無かったので、見つけるたびに喜んで写真を撮っています。
なお、大きな赤紫の部分は花びらではなくて、苞と呼ばれる花を包む部分です。
正式な花はその中にある、黄色い斑点が付いた軸の部分です。この斑点一つ一つが花になっています。
こちらも、北海道の春の花では定番のエゾエンゴサクです。
細長い花が束になって咲いている様子が面白く、また色が鮮やかできれいです。
青いものや紫色のものがありますが、これはいわゆる個体差で、花によって変わります。
群生することも多いので、一面エゾエンゴサクだらけになったときは圧巻の景色になります。
このように、山はもう色付き始めています。
これからも様々な花が咲いていくので、何が咲いているのか、捜し歩いてみるのが楽しみですね。
(十勝西部森林管理署 芽室森林事務所 森林官 久保 )
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