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北海道森林管理局

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    森の撮っておき!

    北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです

    紅葉の平山(2021年9月26日(日曜日)撮影)

    網走西部森林管理署管内にある平山へ紅葉を見に出かけてきました。
    今年の紅葉は10年に1度の当たり年らしく、素晴らしい景色を見ることができました。
    この日は好天にも恵まれ、30人ほどの人が登山を楽しんでいました。

    登山道はオガラバナの黄色でトンネルのようです。
    オガラバナは山地に多く生えるカエデの仲間の小高木で、登山をする中でよく見かける樹木です。
    秋に染まる登山道
    秋に染まる登山道

    また斜面ではダケカンバの黄色とエゾマツの緑が入り混じり、針広混交林の美しさが際立っていました。針広混交林の紅葉
    針広混交林の紅葉

    平山の登山道ではいくつかの滝を見ることができます。
    登山道沿いの滝には「夫婦の滝」「行雲の滝」「冷涼の滝」と名前がついていますが、一番上にあるこの滝にははっきりとした名称が無いようです。
    しかし、紅葉の中を流れ落ちる風景は見事の一言でした。
    無名?の滝
    無名?の滝

    山頂までの中間地点の第一雪渓からは、ナナカマドの朱色、ダケカンバの黄色、支湧別の山並みが一望でき、この日一番の景色でした。
    支湧別を一望
    支湧別を一望

    下の写真は今年の6月にほぼ同じ場所から撮影したものですが、ダケカンバはようやく新芽を展開し始めたところで、ナナカマドは未だに雪の下に埋まっている状態でした。
    ここから3カ月という僅かな期間しか成長できない、北海道の自然の厳しさも感じました。
    雪のある第一雪渓(2021年6月19日撮影)
    雪のある第一雪渓(2021年6月19日撮影)

    稜線まで登ると大雪山系の山々を見ることができます。
    冬の迫る稜線
    冬の迫る稜線

    写真の左側の岩峰が無名峰(通称:アンギラス)、右側がニセイカウシュッペですが、既に高山植物は枯れて茶色くなり、紅葉も散って冬の足音がすぐそこまで来ていました。

    (網走西部森林管理署 生田原森林事務所 占部)

    リーフアートで応援『2021森林・林業・環境機械展示実演会』(2021年9月21日(火曜日))

    10月10~11日、第44回全国育樹祭の併催行事の一つとして、森林・林業・環境機械展示実演会が、苫小牧市において開催されます。
    一昔に比べると、林業の世界も機械化が進んできました。

    今回は、森林・林業・環境機械展示実演会を応援する意味を込め、様々な林業機械のリーフアートを制作しました。
    こうしてみると、数多くの林業機械が開発されてきたということを実感します。

    林業機械展当日は、リーフアートを手にしながら、会場を見学したいですね。

    1.グラップルレーキ(ハシドイ)
    アームの先端に装着したレーキにより、笹などを剥ぎ取る、地ごしらえ用林業機械。
    グラップルレーキ(ハシドイ)

    2.グラップル(ケヤマハンノキ)
    アームの先端に装着したグラップルにより、伐採した木材をつかんで荷役を行う林業機械。
    グラップル(ケヤマハンノキ)

    3.フェラーバンチャ(キタコブシ)
    木を伐採し、伐採した木をつかんで集材に便利な場所へ集積する自走式機械。

    フェラーバンチャ(キタコブシ)

    4.ハーベスタ(カツラ)
    木の伐倒、枝払い、玉切りを行い、さらに、玉切りした丸太を集積する作業を一貫して行う自走式機械。
    ハーベスタ(カツラ)

    5.プロセッサ(ハシドイ)
    伐採した木の枝払い、玉切りを連続して行う自走式機械。
    プロセッサ(ハシドイ)

    6.スキッダ(ミズナラ)
    丸太をつり上げて土場まで地引して集める集材専用の自走式機械。
    スキッダ(ミズナラ)

    7.フォワーダ(キタコブシ)
    玉切りした丸太をクレーンでつり上げ、荷台に積んで運ぶ集材専用の自走式機械。
    フォワーダ(キタコブシ)

    8.タワーヤーダ(ホオノキ)
    装備した人工支柱で架線集材する移動可能な集材機。
    タワーヤーダ(ホオノキ)

    9.スイングヤーダ(マタタビ)
    主索を用いない簡易索張り集材を行う、旋回可能なブームを装備した集材機。
    スイングヤーダ(マタタビ)

    (計画保全部 計画課 佐野)

    リーフアートで学ぶ林業作業(2021年9月6日(月曜日))

    8月24日から始まった東京パラリンピックも9月5日に閉会しました。
    連日、白熱した試合が展開され、思わず、テレビに釘付けになる毎日でした。

    先日、撮っておきで、パラリンピック23競技のピクトグラムのリーフアート作品を一部紹介したところですが、作品を見た局職員から、林業作業のリーフアートを作って欲しいとのリクエストがありました。

    リクエストを受けて、今回は、主な7つの林業作業を7種類の樹木の葉っぱで、リーフアートを作ることにしました。
    最近では、職場から自宅に帰る途中で、葉っぱを集め、夜な夜なリーフアート作りをするというのが日課となりました。

    植え付け
    植え付け(シウリザクラ)   

    下刈り
    下刈り(カツラ)

    除伐
    除伐(レッドオーク)

    つる切り
    つる切り(カシワ)  

    枝打ち
    枝打ち(エゾヒョウタンボク)

    間伐
    間伐(ミズナラ)

    主伐
    主伐(センノキ)

    自分で言うのも何ですが、こうして、完成品を見ると、リーフアートで、林業を学びながら、樹種毎に異なる木の葉の特徴を学ぶこともできる、一石二鳥の森林環境教育教材になりますね。

    パラリンピック期間中、世界各国のパラリンピアンから、たくさんの感動をもらいましたから、これからも、リーフアートを通して、少しでも感動を届けられればと思います。

    (計画保全部 計画課 佐野)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271