北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
樹木
トドマツの楽園 12月23日(月曜日)撮影
日頃巡視をしていて思うのですが、本別町の本別川沿いの山林は、トドマツの成長が非常に良いように思います。
本別のトドマツがいかに成長がいいかを、今日はお見せしましょう。
トドマツは、先端から最初の葉(枝)までの長さが、その年に成長した長さだと言われています。
写真の真ん中のトドマツを見ると非常に長く、50センチメートルくらいありそうです。
これより長いトドマツもあり、成長が良いのが分かります。
それから、少し前(12月9日)の写真になりますが、こちらをご覧ください。
この写真の中で、背の高いトドマツは植林して育ったものです。
そして、下に生えている小さいトドマツはそこから種が落ちて育ったものです。
種から育ったトドマツがぎっちりと、小さいものから大きいものまで沢山生えているのが分かると思います。
とても旺盛な成長をしていると思いませんか。
本別川近縁はトドマツの楽園と言っても良いほど、のびのびとよく成長しています。
トドマツの存在感と生命力を肌に感じながら、今日も仕事をしています。
(十勝東部森林管理署 本別森林事務所 森林官補 久保)
宝石のような10月2日 (9月19日(木曜日)撮影)
近頃、森の中を歩いているとたくさん見かけるものがあります。
それは、皆さんおなじみのどんぐりです。
どんぐりができる量は年によって異なります。
今年の本別町周辺は、どんぐりが沢山できる年なのか至る所にどんぐりが落ちています。
それこそ、歩きながらふっと足元に目をやればすぐに見つかるくらいです。
森の中を歩いているときにこの茶色く実を見つけると、まるで宝石を見つけたような気分になります。
一生懸命山を歩いているときに見つけると、ちょっと嬉しいですね。
思わず拾い集めてしまいます。
ところで、このどんぐりを着ける木は、ミズナラはじめナラ類の木です。
こんな葉っぱを広げた木を見かけたことはありませんか?
このナラ類の木を見つければ、すぐ下にはどんぐりが沢山落ちています。
もしどんぐりを探すときは、この木を探すところから始めましょう。
どんぐりはナラの木の種なので、土に落ちて水も温度も快適になると根と芽がでます。
種というイメージが湧きづらい方もいると思うので、こちらをご覧ください。
先端から根が出ているのがわかりますか?
どんぐりが根を出し、次に芽を出して、やがてナラの大木へと育っていくんです。
こうして見ると種だということがよくわかりますね。
宝石のようなどんぐりですが、ナラの木にとっても宝のような存在だったのでした。
(十勝東部森林管理署 本別森林事務所 森林官補 久保)
トマム国有林8月1日(木曜日)撮影
北海道森林管理局ではアイヌ文化の振興のためアイヌの伝統工芸品、アットゥシ織りの原料となるオヒョウニレを供給しています。
アットゥシとはオヒョウ等の樹木の皮から作った糸を用いて機織り(はたおり)された反物のことで、水に強く、通気性に優れ、着物や小物等に使用されています。
この日はトマム国有林にてオヒョウニレを探しに行きました。
オヒョウニレ
オヒョウニレは葉に特徴があり、葉がついている時期に探しに行くと見つけやすいです。
オヒョウニレの詳細はこちらから(北海道森林管理局HP 樹木図鑑より)
帰り道にはエゾシカとキタキツネに出会いました。
エゾシカ
キタキツネ
人間になれているのか、車で近づいてもなかなか逃げませんでした。
かわいいからといって野生動物に餌を与えるのは、やめましょう。
(企画課 吉田)
でかい!カツラの木(平成31年4月4日(木曜日)撮影)
先日、間伐作業が終了したので現地確認へ行ったところ
とても大きなカツラの木がありました。
人間と比べてみるとその大きさがわかります。
直径はだいたい2メートルで樹高は23メートルくらいでしょうか。
樹齢は詳しくはわかりませんが、数百年経っていると思います。
ここは、トドマツの人工林ですが、植え付けした昭和39年当時、伐らずに残しておいたのでしょう。
(西紋別支署 北雄・雄柏担当森林官)
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