北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森の動物たち
忙しいんです 10月22日(火曜日)撮影
某山某所。人目もはばからず働くナキウサギたちに遭遇しました。
ナキウサギ
日頃は人が通りかかるだけで巣穴に隠れてしまい、警戒音は聞こえても姿はなかなか見られないナキウサギですが、この日は登山者が通ろうがわれ関せずといった様子で、越冬食糧をあちこちに運んでいます。
まずはジッと動かず空を眺め、野鳥に狙われていないかを確認
大急ぎで周囲の高山植物の葉や茎を囓り取り
「忙しいんだから構ってやれないよ。」といったところなのでしょうか。
確かに山はもう雪が目前。今日のような暖かい?日は幾日もないでしょう。
こんな機会はなかなかないので、こちらはどっかりと腰を据えて30分ぐらい目の保養。
それでも岩から岩、巣穴から巣穴へと動き回るナキウサギたちをファインダーに捕らえるのは難しい…。
口にくわえたら巣穴の貯蔵庫へ一目散(クリックすると写真が拡大されます)
デジカメの古さもあってか、ピンボケ写真を何枚か撮るのがやっと…。
「そこにずっといられると食糧を運べず邪魔なんだよね。」そう思われているような気がしてきて腰を上げました。
(上川中部森林管理署 署長 中澤)
トレイルカメラに写ったヒグマ(平成31年4月4日(木曜日)撮影)
エゾシカの嗜好調査のため、生産の土場にヘイキューブを置いてトレイルカメラで撮影していたら、ヒグマが写りました。
エゾシカも、ヒグマも今のところヘイキューブには興味がないようで、またいで行ってしまいました。
画像のヒグマは、推定4~5歳のオスで体長1.6メートルほどの個体です。
撮影されたのは、4月4日の17時14分頃です。
今年は雪解けが早かったので、3月上旬から痕跡等が見られました。
(留萌南部森林管理署古丹別首席森林官)
越冬明け(平成31年3月29日(金曜日)撮影)
自動撮影カメラの回収に向かうと、林道脇に黒い動物が。
(自動撮影カメラの過去記事は、こちらをご覧下さい。)
走る親熊
拡大したところ
当日は50頭ほどシカを見ており、この30メートル手前にもシカがいたのでまたシカかと思い不意を突かれました。
小熊が1頭いたので冬に出産していたようです。
小熊が別方向に逃げてしまったため、親熊を刺激しないよう引き返しました。
(西紋別支署北雄森林事務所 寺田)
冬に活動する虫(平成31年2月4日(月曜日)撮影)
巡視中に沢に降りると、黒く動いているものが目に入りました。
ゆっくり進む黒い粒…
近づいてみると、それはクロカワゲラでした!
今年一匹目のクロカワゲラ!
冬はほとんどの昆虫が活動していませんが、12月頃にクモガタガガンボ(下の写真)が、この時期にはクロカワゲラが沢近くの雪の上で見られるようになります。クロカワゲラは幼虫を沢の中で過ごし、冬に成虫となって繁殖を行います。クロカワゲラは多くの種に分類されており、翅のないものもいますが、今回は翅のある種のようです。
クモガタガガンボ、12月21日撮影
周囲を探してみると、他にも活動している個体がいました。
もう一匹!
気温が高かったためか動きが速く、どんどん進んでいってしまいました。
(西紋別支署北雄森林事務所 寺田)
キャンドルナイト in 置戸町(平成31年2月1日(金曜日)撮影)
この日の朝方はマイナス20度近くまで下がり、連日北見は「なまらしばれて」います。
こんな寒い日の夜に職場のある置戸町の街中を歩いていたら、商店街のある本通り沿いにアイスキャンドルが並んでいました。
アイスキャンドルが置戸の夜を灯します
毎年2月上旬にそれぞれの商店の軒先に氷柱とその中にロウソクの暖かみのある灯りが並ぶようです。
この日も寒い夜でしたが、ロウソクの揺れる灯りが心を少し暖めてくれました。
ロウソクの灯りが揺れるアイスキャンドル
この時期のオホーツク管内は、2月上旬に北見市では北見厳寒の焼肉まつり、斜里町ウトロでは1月下旬から2月下旬にかけて知床流氷フェスなど、寒さを逆手に取ったイベントが各地で実施されています。冬のオホーツクもアツいです!
(網走中部森林管理署業務グループ一般職員)
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