北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
風景
晩秋の武佐岳 平成29年10月28日(土曜日)撮影
道内では先週の初めにどっと雪が降り、未だに日陰にはその雪が残っています。季節は長い冬へと足早に歩みが進んでいます。
登れる山はないかなということで、道東の武佐岳(1005.2メートル)(中標津町・標津町)に行ってきました。
登山口は「地球が丸く見える」でおなじみの開陽台のちょうど北東方向の中標津町側にあります。
カラマツがすっかり紅葉していました。
麓は根釧東部森林管理署(標津町)管轄の人工林が広がっており、木々の健全な育成を図るために数年毎に森林整備(間伐など)を行っています。上は間伐前のトドマツの人工林ですが、下のように間伐(列状間伐)されたアカエゾマツの人工林には林内にしっかり光が差し込んでいます。
特に、根釧台地は平坦な地形が広がっているので、林地・作業条件が良好で森林整備事業が盛んです。
間伐前の林内
間伐後の林内(間伐後数年経っています)
間伐で伐採された木々は丸太にして、地域の製材工場等に供給し、森林資源を有効活用します。
当日も土曜日にも関わらず、林内では伐採作業等が行なわれていました。
(※)大型機械が動いていますので、危険防止のため作業現場付近には近づかないでください。
途中、地元山岳会が管理されている憩清荘という小屋があります。水場も近くにあります。
頂上直下から続く尾根。当日は天気が悪く、登れば登るほどガスが出てきました。
頂上付近の潅木は寒さで凍てついていました。ムーミン谷のにょろにょろのようです。
大岩のある武佐岳の頂上につきましたが、四方八方ガスで何も見えません!
登山口からみた根釧原野の風景です。地平線まで平らな地形が続きます。
おまけで、開陽台からみた武佐岳と麓に広がるカラマツ林です。
ここから見れば綺麗なので、ここで眺めて温泉に入って良かったと思ったのは秘密です。
これからの時期、山は冬山となります。防寒対策などしっかりして、入山してください。
(投稿者:網走中部森林管理署 業務グループ 一般職員)
秋の狩場山 平成29年9月23日(土曜日)撮影
道南最高峰の狩場山(1,520メートル)は林野庁が指定する「狩場山地須築川源流部森林生態系保護地域」に位置しています。
今回は、千走新道コースから登りました。
事前に登山届を提出しましたが、登山口にある入林届にも記入します。(※)
当日は天気が心配でしたが、
ときどき姿を現す秋の青空に癒やされました。
カタツムリ界の“まっくろくろすけ“ことブドウマイマイ。
6合目のお花畑付近にて。
四季の移ろいが感じられます。
頂上に着くと小さな鳥居が迎えてくれました。
下山したあとは激しい雷雨に見舞われました。
変わりやすい天気も秋を感じさせてくれます。
これからますます山が色づいてきますので、みなさまも天候に気をつけて紅葉を楽しんでください。
(※)入林届は国有林等に入林する際に記入するもので、登山利用が多い地域に設置されています。
一方で、登山届(計画書)は事前に警察に提出し、万が一のときの緊急連絡先等を情報しておくものです。
(投稿者:企画課 辻 外3名)
幌尻岳 平成29年9月16日(土曜日)~17日(日曜日)撮影
最近は吹きすさぶ風も冷たくなり、朝晩はすっかり冷えるようになりました。
今年度の登山の最後の大締めではないですが、日高山系の幌尻岳(ぽろしりだけ、2052メートル)に行ってきました。周辺の広い範囲は日高山脈森林生態系保護地域及び日高山脈襟裳国定公園に指定されており、とくに、幌尻岳はその核心部に所在し、原生的な自然環境が残されています。また、道内に9座ある日本百名山の一つでもあります。
今回は新冠コースから山頂を目指しました。
登山口はイドンナップ山荘です。新冠市街地から車で2時間ほど、半分以上が非舗装の林道走行なので十分注意して走行してください。
イドンナップ山荘から今夜のお宿まで、林道を約20キロメートル、5時間ほどひたすら歩きます。これがつらい!
奥新冠ダムまで来ればお宿まであと少しです。
ニイカップポロシリ山荘です。見た目は味わい深い山小屋ですが、地元の山岳会の方々の尽力でトイレなどがきれいに整備されています。
山の中はすっかり色付いています。ナナカマド、ダケカンバなどなど。
日高山系の景色は、人智の及ばない原生的な風景に感じられます。
ナキウサギが岩場をちょろちょろしていました。人間が来て警戒しているのかな。
ひたすら歩いて、ひたすら登って、ようやっと幌尻岳頂上に着きました!
しかし、雲が出て来てしまい、七つ沼カールやピパイロ岳方面は残念ながら望むことができませんでした。この後はまた長い林道歩きが待っています、つらい!
幌尻岳のいくつかのコースは渡渉の連続や長い行動時間など、日本百名山の中でも登頂するのがとくに困難な山のうちの一つとも言われています。自身の体力や天候状況などと相談しながら、無理をしない登山を計画してください。
(投稿者:網走中部森林管理署 業務グループ 一般職員)
十勝連峰平成29年7月30日(日曜日)撮影
週末は久しぶりの晴天に恵まれたので、十勝連峰を縦走してきました。
十勝連峰は十勝岳(2077メートル)を主峰として、オプタテシケ山(2012.5メートル)から富良野岳(1911.9メートル)まで南西方向にほぼ直線上に並ぶ山脈です。大雪山国立公園の南西端を形成し、今尚火山活動が活発な山域でもあります。
今回は十勝岳温泉から十勝岳、美瑛岳(2052.2メートル)を通って吹上温泉に下る周回ルートをとりました。
上富良野岳から見た、「花の百名山」こと富良野岳(中央)と三峰山(さんぽうざん、左)。
上ホロカメットク山から見た、十勝岳(中央)と未だに噴煙を上げる前十勝(左奥)。
上ホロカメットク山(手前)と富良野岳(右奥)。
十勝岳から見た、上ホロカメットク山から下ホロカメットク山へ伸びる稜線。
十勝岳から見た、広がる砂礫地と荒々しい美瑛岳。
砂漠をランニングしているようにも見えますね。
美瑛富士(手前)とオプタテシケ山(右山塊の奥)、トムラウシ山(オプタテ山頂の横)へと続く稜線。
美瑛岳頂上から、爆裂火口と十勝岳。
(投稿者:網走中部森林管理署業務グループ一般職員)
大雪山・黒岳さんぽ 平成29年7月23日(日曜日)撮影
この頃は本州及び道内でも強い雨が断続的に降り、各地で豪雨被害が心配されます。
週末は雨模様の合間を縫って、職場の同志とともに大雪山系の黒岳(1984.3メートル)に行ってきました。
黒岳は年間3万5千人ほど(平成28年度、北海道地方環境事務所調べ)の入込者数を数える、大雪山系でも屈指の人気のある登山コースです。
周辺は大雪山国立公園及び森林生態系保護地域に指定されており、貴重な自然環境が保たれています。
七合目(1510メートル)まではロープウェイとリフトで到達することができます。楽チンですね。
七合目の上川中部森林管理署黒岳森林パトロール事務所です。
ここから上は登山道です。
入山届を必ず記入し、登山靴や雨具などしっかり装備を整えて入山してください。
また、山岳パトロールを担うGSS(グリーン・サポート・スタッフ、森林保護員)の方も、ブログに日々の大雪山の様子などを掲載しているのでぜひご覧になってください。https://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/koho/blog/daisetuzan/index.html
七合目から黒岳頂上までは2時間足らずですが、花はたくさん咲いています。
まずはじめに、カラマツソウです。文字通りカラマツの葉のような花です。
ヤマブキショウマ。後ろに見える黄色い花はチシマノキンバイソウです。
まねき岩が見えてきたら頂上まであと少し。
頂上直下の階段付近にダイセツトリカブトが咲いていました。
黒岳頂上です。晴れていればお鉢平の外輪山が見通せますが、少しガスがかかってしまいました。
少し足を伸ばして黒岳石室(くろだけいしむろ)、お鉢平展望台の方まで散歩してみます。
途中、クモマユキノシタという可愛らしい花が咲いていました。
この日は結局、雨もぱらついてきたのでお鉢平展望台まで行かず引き返しました。
皆さんも登山の際には、天候の急な変化に気をつけてください。
(投稿者:
十勝東部森林管理署業務グループ久保、寺田
網走中部森林管理署業務グループ堀田)
円山(札幌市)に登ってきました 平成29年7月15日(土曜日)撮影
当日は最高気温が33度と高く、滝のような汗を流しながら登りました。
低山こそ油断できません。
オオウバユリが綺麗に咲き誇っていました。
シマリスさんにもお会いしました。
山頂からは職場(北海道森林管理局)と自宅を探してみましたが、
あいにく見つけられませんでした。
どこからなら見えるかな。
(撮影者:企画課経営企画係 辻)
トムラウシ山、夏真っ盛り(ヒサゴ沼山泊) 平成29年7月8日(土曜日)、9日(日曜日)撮影
日本百名山の一座、トムラウシ山では夏が到来しこの時期にしか見られない可憐な花が見事に咲いていましたので、トムラウシ山を彩る花を一部ご紹介します。(トムラウシ-アイヌ語で「花の多いところ」)
と、その前に
6月27日(火曜日)にトムラウシ温泉神社にて、温泉神社例大祭及びトムラウシ山の夏山登山における安全祈願祭が開催されました。2009年の7月中旬に起きた「トムラウシ山遭難事故」から8年が経過する今年度、もう二度とあのような事故が起きないよう、行政機関、山岳関係者等が集い登山者の無事をお祈りしました。
トムラウシ温泉神社例大祭及び安全祈願祭
快晴の7月8日(土曜日)、6時に登山開始。コマドリの沢は雪渓で覆われていましたが、特にアイゼンは必要ありませんでした。しかし、6日(木曜日)にコマドリの沢で親子クマの目撃情報がありました。
ヒサゴ沼までも所々雪渓が残っていますが、アイゼンが無くても大丈夫です。
南沼野営指定地からお花畑が広がる「頂上迂回ルート」を選択しました。 登山道沿いには見所のポイントがいくつかあります。
お花畑が広がる迂回ルート
白い花
エゾノハクサンイチゲ | イソツツジ | ||
ゴゼンタチバナ | チングルマ | ||
イワウメ | イワヒゲ |
ピンク、紫の花
コエゾツガザクラ | ミネズオウ | ||
コマクサ | ヒサゴ沼をバックにエゾコザクラ |
青、青紫の花
キクバクワガタ | エゾオヤマノエンドウ |
黄色の花
キバナシャクナゲ | ウコンウツギ |
緑の濃淡のコントラストが何とも言えませんね。
(撮影者:十勝西部森林管理署東大雪支署職員)
恵山自然休養林巡視 平成29年7月5日(水曜日)撮影
レクリェーションの森に選定されている「恵山(えさん)自然休養林」の看板修理及び登山道の巡視を行いました。
林野庁では、国有林野において、自然景観に優れ、森林浴や自然観察、野外スポーツに適した森林を「レクリェーションの森」として選定しています。
恵山自然休養林は恵山及びそれに連なる海向山(かいこうざん)の麓に広がる国有林で、一帯は恵山道立自然公園にも指定されています。恵山(標高618m)は低標高ながら高山植物が豊富なことでも知られています。海から吹き付ける冷たい風がその要因と考えられており、独特な景観を創り出して出しています。
恵山全景(H28.10月中旬撮影) |
今回は、区域内にある2箇所の展望台にある看板と歩道等の案内看板を、経年劣化により支柱から外れるなど傷みが激しい箇所を中心に、署内の若手職員を連れて(力を借りて)補修しました。
修復前(看板が外れている) | 修復後 |
当日は、雨でなかったものの恵山展望台(標高400m)は、一面の霧で眼下の市街地や津軽海峡の海岸線は見られませんでした。
支柱を補修した案内看板(恵山展望台まで500m) | 支柱を補修した案内看板(恵山展望台まで600m) |
それでも、時間が経つごとに天気も持ち直し、岬展望台(標高370m)看板を修理する頃には、噴火湾沿いの海岸線が綺麗に眺望できました。
また、恵山は活火山のため、標高370m付近の火口原には数多くの噴火口が見られ危険なため、ロープにより立ち入らないよう整備しており、ロープが緩んでいたため、補修しました。
恵山山頂へは権現堂(ごんげんどう)登山コースを登山します。地面が火山灰質や岩石なため多少歩きにくいですが、駐車場から約3km、上り90分~120分位です。晴れていれば山頂からの眺望は絶景であり「オススメ」です。
また、恵山頂上付近には権現堂があり、金比羅大権現(こんぴらだいごんげん)、秋葉大権現、将軍地蔵尊の3つが合祀されています。
この日は、昨日まで雨天、午前中は濃霧と、登山には不向きな天気であったため、登山者は数える程でしたが、恵山は活火山でありながら市街地から近く、比較的登りやすい山ですので、これから夏山登山者が増えると思います。足下に注意して安全に登山を楽しんで下さい。
(撮影者:檜山森林管理署 主任森林整備官(経営・森林ふれあい)中野)
目国内岳・雷電山平成29年6月17日(土曜日)撮影
久々の晴天に恵まれた週末となったので、札幌近郊のニセコ連山に足を伸ばしてみました。
今回は目国内岳(めくんないだけ、1220メートル)から岩内岳(1085.3メートル)、雷電山(1211.3メートル)にかけて縦走しました。
周辺はニセコアンヌプリといったウインタースポーツでも著名な山々から、「積丹ブルー」とも言われる美しい海中景観を見せる積丹岬とともにニセコ積丹小樽海岸国定公園に指定されています。
登山口は道道268号岩内蘭越線沿いの新見峠(747メートル)です。
登山口には駐車場からあふれ道路沿いにまでたくさんの車が停まっていました。
登山で賑わっているのかなと思いきや、ほとんどが山菜採りでの入山者の方々の車のようでした。
周辺はチシマザサが繁茂しているのでタケノコ採りでしょうか。
山菜採りによる遭難も多発しているので、十分注意して入林してください。
早速黄色い花が咲いていました。
フギレオオバキスミレです。
スミレにもこんなに大きな葉がつくものなのですね。
新見峠から1時間ほど登ると前目国内岳(まえめくんないだけ、980メートル)です。
正面に目国内岳がどっしりと構えています。
あの大きな山に登ると思うと、気が重いです…。
気を取り直して、こちらはサンカヨウです。
道央の湿地のある山々でよく見かけます。
目国内岳の頂上は大きな岩が重なりあっています。
周りには遮るものは何もないのでぐるりと一周、羊蹄山から日本海まで一望できます。
岩から転落しないよう注意してください。
皆さん山菜採りに勤しんでいらっしゃったので、私も負けじと山菜を紹介いたします。
ニンニクのような臭いでおなじみ、ギョウジャニンニクです。
アイヌネギとも呼ばれていますが、その名の通りアイヌ語では「プクサ」と言い、アイヌの方々にとっても貴重な春の味覚です。
根こそぎ引き抜くとアイヌの神様にこっぴどく怒られるので、茎からポキっと折ってくださいね。
目国内岳の麓には湿原が広がっています。オアシス気分です。
湿原から登り返すと岩内岳です。
岩内町の街から一気にそびえ立っているので、岩内の市街地はもちろん、日本海も一望できます。
雷電山の手前からは日本海の雲海が望めました。
雷電山の頂上は一等三角点が設置されていますが、なんと景色は望めません!背伸びをすれば羊蹄山が頭を出す程度です。
いつからか看板も朽ち果ててしまいました。
しかし、ここまで来ると人気もなく奥地の雰囲気が漂うので、個人的に気に入っている山頂です。
ここから西進すると、日本海側の雷電海岸まで下りることができます。
(※あとがき)
今回辿ったコースは帰路も含めると長距離になるので、うまくコースを組み合わせながらそれぞれの体力に応じたコースを計画して登山を楽しんでください。
(網走中部森林管理署業務グループ一般職員)
塩谷丸山・小樽天狗山(平成29年5月20日撮影)
先日の投稿ではオホーツク管内の滝上町などの春の訪れの様子が伝えられていましたが、道内各地でも春の訪れ、それどころかこの日は十勝管内の足寄町では30度以上を記録するなど、一気に夏に向かって季節はめくるめく変化しているように感じられます。
こんな暑い日に、足慣らしがてら、小樽の塩谷丸山(629.2メートル)から小樽天狗山(532.5メートル)にかけて歩いてみました。周辺は小樽自然遊歩道になっており、色々なコースでハイキングが楽しめます。
塩谷丸山への登りの途中にはエンレイソウが咲いていました。
最初の山頂となる塩谷丸山。手頃な高さで、山頂からの眺めも海岸線とニセコの山々が見えることから、春の早い時期から晩秋まで多くの人で賑わっています。
山頂標識の下にはオオカメノキの花が咲いていました。
足元に目を向けると、 道沿いにカタクリの花が咲いていました。
こちらはオオバナノエンレイソウです。白い大きな花が特徴です。
遠藤山(734.5メートル)は途中、最も高い山頂ですが周囲が樹木に覆われており景色は望めません。
塩谷丸山からはほとんど景色は望めず、こういったカラマツやシラカバなどの樹林内をひたすらのんびり歩きます。
少し遅咲きのサクラが咲いていました。しばしのお花見気分です。
最後に小樽天狗山の頂上からは港町・小樽の街並みが望めました。
小樽天狗山はロープウェイが頂上まで、観光道路も山頂近くまで通じているので気軽に来ることができます。
冬はスキー場として、季節を通じて小樽市民の憩いの場となります。
この時期の山にはまだまだ雪が残っているところもありますので、登山にお出かけの際には道迷いに十分注意してください。
(投稿者:網走中部森林管理署 業務グループ 一般職員)
冬の網走中部森林管理署管内の風景(2017年3月4日撮影)
北の大地にも、心なしか春の雰囲気が漂いつつあるように感じられるようになりました。
山の中はまだまだ冬景色ですが、私の勤務する網走中部森林管理署(常呂郡置戸町)管内の冬の風景をご紹介いたします。
石北峠(1050メートル)は旭川と網走を結ぶ国道39号線の最高地点であり、ここから東側が網走中部署管内になります。
眼下にはトドマツ、アカエゾマツ、ダケカンバなどの樹海が広がっており、国道沿いも裾合いまで国有林です。
変わって置戸町のおけと湖です。
鹿ノ子ダムによって出来た人造湖で、周辺は風致探勝林となっています。
冬のおけと湖は結氷するのでワカサギ釣りが楽しめるのですが…、もうシーズン終わりでもあり当日はお一人だけでした。
沿岸の北見市旧常呂町域は防風林が広がる風景も特徴的です。
海岸から続く農地を守るために、格子状に防風保安林が張り巡らせられています。
地平線に林立する木々が防風保安林です。
この防風林はカラマツが中心となって、側の農地と農家を暴風雪から守っています。
最後にサロマ湖沿岸のワッカ原生花園からの夕日です。(写真をクリックすると大きくなります)
サロマ湖の湖面はすっかり結氷しています。
サロマ湖の周辺も自然休養林に指定されています。
ちなみに、最初にご紹介した石北峠からこのサロマ湖まで同じ北見市でもあり、東西の距離にして110キロメートルにもなるそうです。
国有林といえば奥山というイメージがありますが、山の中の樹海から海岸線沿いまで、それぞれの役割と風景を持ち合わせている国有林に少しでも目を向けて頂けたら、幸いです。
(投稿者:網走中部森林管理署北見森林事務所一般職員)
冬のニセコを撮影(2017年2月27日撮影)
ニセコエリアは、北海道の中でも屈指の豪雪地帯。
東洋のサンモリッツと呼ばれ、パウダースノーが楽しめるスキー場は「ウィンタースポーツの聖地」と呼ばれるほど知名度が高く、日本のみならず世界中のスキー愛好者が訪れます。
ニセコアンヌプリの北壁はバックカントリーのメッカ。
条件が良い日にはゲレンデのように無数のシュプールが描かれます。
イワオヌプリからニセコアンヌプリと羊蹄山
イワオヌプリからニセコアンヌプリ北壁のシュープール(写真をクリックすると大きくなります)
イワオヌプリからワイスホルン(この裏には日本海が広がる)
(投稿者:保全課小笠原)
ピヤシリ自然休養林での撮影(2017年2月4日撮影)
ピヤシリ自然休養林(名寄市・下川町)は、ピヤシリ山系を背景として、九度山を含めた裾野に広がる豊かな森林を有する一帯で、ピヤシリ岳(標高987メートル)には奇形のダケカンバが群立しています。
山頂付近のハイマツ地帯は四季に訪れる人々を楽しませ、山頂からの眺望も優れています。
特に冬期のスキーについても、東洋一の雪質の良さを誇るピヤシリスキー場は全国でも類をみないスキー場です。
また、樹氷は蔵王の樹氷に匹敵するものと言われ、厳冬期には、サンピラーが見える日もあります。
国設ピヤシリスキー場九度山頂上付近の樹氷
近くに寄ってみました
国設ピヤシリスキー場九度山頂上付近からの夕日
(投稿者:保全課小笠原)
年の瀬のオホーツクの風景(2016年12月30日撮影)
新年明けましておめでとうございます!
年末にオホーツク管内を林野巡視した際に、旅すがら写真を撮影しました。
常呂川から見た端野・日吉国有林(北見市)。水面は半分以上雪で覆われています。
濤沸湖の白鳥と斜里岳。シーズンになると一面が白鳥で覆い尽くされるようです。
斜里町の雪原と海別岳。
オオワシ
オジロワシ
帰りがけにオオワシとオジロワシを見かけました。酉年を待てずに出て来たのでしょうか??
巡視した結果、異常無しでありました。
本年も皆様にとって良い年でありますよう、僭越ながらご祈念いたします。
(投稿者:網走中部森林管理署北見森林事務所一般職員)
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