北海道国有林の大自然、森林づくりの現場などから届いた”HOTな写真”を掲載していくギャラリーです
森林(もり)の撮っておき!(2017年9月)
秋の狩場山 平成29年9月23日(土曜日)撮影
道南最高峰の狩場山(1,520メートル)は林野庁が指定する「狩場山地須築川源流部森林生態系保護地域」に位置しています。
今回は、千走新道コースから登りました。
事前に登山届を提出しましたが、登山口にある入林届にも記入します。(※)
当日は天気が心配でしたが、
ときどき姿を現す秋の青空に癒やされました。
カタツムリ界の“まっくろくろすけ“ことブドウマイマイ。
6合目のお花畑付近にて。
四季の移ろいが感じられます。
頂上に着くと小さな鳥居が迎えてくれました。
下山したあとは激しい雷雨に見舞われました。
変わりやすい天気も秋を感じさせてくれます。
これからますます山が色づいてきますので、みなさまも天候に気をつけて紅葉を楽しんでください。
(※)入林届は国有林等に入林する際に記入するもので、登山利用が多い地域に設置されています。
一方で、登山届(計画書)は事前に警察に提出し、万が一のときの緊急連絡先等を情報しておくものです。
(投稿者:企画課 辻 外3名)
幌尻岳 平成29年9月16日(土曜日)~17日(日曜日)撮影
最近は吹きすさぶ風も冷たくなり、朝晩はすっかり冷えるようになりました。
今年度の登山の最後の大締めではないですが、日高山系の幌尻岳(ぽろしりだけ、2052メートル)に行ってきました。周辺の広い範囲は日高山脈森林生態系保護地域及び日高山脈襟裳国定公園に指定されており、とくに、幌尻岳はその核心部に所在し、原生的な自然環境が残されています。また、道内に9座ある日本百名山の一つでもあります。
今回は新冠コースから山頂を目指しました。
登山口はイドンナップ山荘です。新冠市街地から車で2時間ほど、半分以上が非舗装の林道走行なので十分注意して走行してください。
イドンナップ山荘から今夜のお宿まで、林道を約20キロメートル、5時間ほどひたすら歩きます。これがつらい!
奥新冠ダムまで来ればお宿まであと少しです。
ニイカップポロシリ山荘です。見た目は味わい深い山小屋ですが、地元の山岳会の方々の尽力でトイレなどがきれいに整備されています。
山の中はすっかり色付いています。ナナカマド、ダケカンバなどなど。
日高山系の景色は、人智の及ばない原生的な風景に感じられます。
ナキウサギが岩場をちょろちょろしていました。人間が来て警戒しているのかな。
ひたすら歩いて、ひたすら登って、ようやっと幌尻岳頂上に着きました!
しかし、雲が出て来てしまい、七つ沼カールやピパイロ岳方面は残念ながら望むことができませんでした。この後はまた長い林道歩きが待っています、つらい!
幌尻岳のいくつかのコースは渡渉の連続や長い行動時間など、日本百名山の中でも登頂するのがとくに困難な山のうちの一つとも言われています。自身の体力や天候状況などと相談しながら、無理をしない登山を計画してください。
(投稿者:網走中部森林管理署 業務グループ 一般職員)
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