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北海道森林管理局

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     各地からの便り

    QGIS(地理情報システム)の勉強会を実施

      

    十勝東部森林管理署】 


    令和2年1月22日(水曜日)、十勝東部森林管理署の会議室おいて、当署職員28名を対象にしたQGIS勉強会を開催しました。QGISは誰でも自由に使える無料のGIS(地理情報システム)ソフトウェアです。

    勉強会の様子
    勉強会の様子

    QGISは、造林や造材の実施計画図の作成や森林作業道の記録、面積測量に活用できるほか、データファイルを送るだけで図面の共有を簡単に行うことができ、地方自治体や森林組合においても活用が進んでいます。

    今回QGISを使っている職員を講師にしての勉強会で、参加者は事前にQGISをインストールしたノートパソコンを持ち込み、説明を聞きながらQGISを実際に操作しました。

    勉強会はQGISの操作方法や基本的な使用例を解説した職員手作りのマニュアルに沿って進行しました。
    図を多く用いて操作方法をひとつひとつ順を追って、わかりやすく説明してあり、50ページを越える力作です。

    職員手作りのマニュアル
    職員手作りのマニュアル

    使用例として、森林施業の実行面積の計算を行いました。

    ガーミン(GPS/GNSS機器)を使用し現地で記録したポイントを図面におとし、面積(ヘクタール)を計算し図面に表示しました。

    QGISの操作画面
    QGISの操作画面(現地で記録した情報を図に表示)

    勉強会後のアンケートでは、9割以上の回答者から今後の業務にQGISを活用したいと回答があり、多くの職員にQGISの利便性を感じてもらうことができました。

    今回の勉強会では紹介できませんでしたが、
       QGISで作成した図面をガーミン(GPS/GNSS機器)に表示する機能
       紙の図面を取り込んで地図上に表示する機能
       エクセルで整理された情報を元に図面(小班等)を色分けする機能
    など有用な機能がたくさんあります。

    今後は、QGISのマニュアルを活用して、職員内での活用をすすめ、業務の効率化、省力化を図りたいと思います。
    さらに、地域の林業関係者とも共有して、ICT(情報・通信に関する技術の総称)の活用により、地域の林業に貢献していきたいと考えます。

    (美利別森林事務所 一般職員 原田)

    お問合せ先

    総務企画部企画課
    ダイヤルイン:050-3160-6271

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