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造林作業の省力化・軽労化の現地検討会を開催
【十勝東部森林管理署】
令和元年11月15日(金曜日)、十勝東部森林管理署本別町国有林において、十勝総合振興局、管内自治体、森林組合等の林業関係者及び当署職員総勢50名が参加し、造林作業の省力化を目指した取組における現地検討会を開催しました。
現地概要説明
当署においてはこれまで、伐採から造林までの一貫作業システムの導入やコンテナ苗の普及など、造林作業の担い手不足や造林事業量の増加に対応するため、造林作業の省力化や軽労化に取り組んでいるところです。
今回の現地検討会では、下刈作業を大型機械にシフトすることにより林業の担い手不足を解消するため、地拵では大型機械が走行可能な残し幅とし、植付では一条植とする仕様により人力に頼らない大型機械による下刈作業を提案するとともに、グラップルによる下刈作業のデモンストレーションを行いました。
傾斜地での下刈作業のデモンストレーション
また、改良したコンテナ苗の電動穴掘機を披露しました。この電動穴掘機は市販している電動ドリルを加工し、穴掘機としたものであり軽量で逆回転が可能なことから、今後、使用が見込まれます。
軽量化されたコンテナ苗の電動穴掘機
参加者からは「大型機械での下刈作業は、傾斜度が小さい場所でないと難しい」「今日の大型機械地拵の仕様(2メートル刈×3メートル残)では、筋たてできず筋がわからない状態になる」「大型機械が走行するのに伐根が支障になる」などの意見等がありました。
意見交換会
来年度以降も造林作業の省力化・軽労化につながる取り組みを検証・提案するとともに、民有林への普及に向けて取り組んでいきたいと思います。
(森林技術指導官 森田)
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お問合せ先
総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
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