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令和元年度宗谷地域林業技術勉強会に参加
【宗谷森林管理署】
令和元年9月2日(月曜日)、中頓別町民センターにおいて、宗谷総合振興局主催の林業技術勉強会が開催され、当署職員および近隣の市町村林務担当者や森林組合職員計32名が参加しました。
林業試験場職員による林業技術勉強会
勉強会は、ICT技術の導入やUAV(ドローン)の基礎的な知識を深めることを目的としており、道立総合研究機構森林研究本部林業試験場の竹内研究員を講師にドローンを用いた森林資源の解析手法などについて、ドローンの自動航行の実演を交えながら、講習を受けました。
はじめに、宗谷総合振興局よりスマート林業の実現に向けた取組について説明があり、森林資源を把握する段階においては、UAV等により森林の情報を細かく解析し、都道府県や市町村、林業事業体がそのデータを森林クラウドシステムによりGIS上で一元的に管理して利用することや、生産・流通段階での作業効率化を図る機械として、原木品質判定機能付きハーベスタの紹介がありました。
つづいて、近くの民有林において、ドローンの自動航行の実演やフライト前後のチェックポイントの説明がありました。
風が強く、時折小雨が降る気象条件でしたが、タイミングを見計らいテイクオフ。
画面を見たり、ドローンを見たり。
現地講習終了後、町民センターに戻り、事前に自動航行により撮影した写真を使い、現地の3D画像(オルソ画像)の作成方法の説明がありました。
精度の高いオルソ画像を作成するには十分な枚数を撮影することが必要であることや、森林資源等の解析ではAIにより複数の樹冠データを学習させることにより、樹冠領域及び樹頂点を推定することが可能だが、広葉樹やカラマツはまだ樹冠特定が難しいことから、現状ではトドマツのみ推定可能であるとのことでした。
果たして、解析結果は…?
勉強会の内容については、森林資源の解析だけではなく、治山業務においても崩壊地の撮影や測量で応用出来る技術が多くあり、新たな知識を習得しましたので、今後に活かせる勉強会となりました。
(治山技術官 山本)
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総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
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