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コンテナ苗植栽現地説明会を開催
【上川南部森林管理署】
令和元年10月17日(木曜日)、上川南部森林管理署幾寅国有林でカラマツコンテナ苗の秋植栽に合わせて現地説明会を開催し、上川総合振興局南部森林室、当署管内の各自治体、東京大学北海道演習林、指導林家など21名、国有林関係者8名の計29名が参加しました。
始めに署長から「今後人工林は主伐期を迎え、伐採後の造林作業は省力化、低コスト化が課題になります。 本日は当署における取組み課題の一つであるコンテナ苗についてご紹介します。」との挨拶がありました。
上川南部森林管理署長の挨拶
当署が関わる市町村森林整備計画実行管理推進チームの構成員に対するコンテナ苗をテーマにした説明会は初めてであり、地元の指導林家も初めて参加することから、あらためてコンテナ苗やディプルなどの植付器具を紹介するとともに、コンテナ苗の植栽に着手してからこれまでに明らかになった課題や成長量等について説明しました。
参加者からは「現在のコンテナ苗の価格」、「運搬時の乾燥対策」、「コンテナ苗の出荷期間」、「活着と倒伏の割合」、「植栽の機械化は可能か」といった質問が相次ぎ、関心の高さがうかがえました。
コンテナ苗を手に質問する参加者
また森林室からは「コンテナ苗の購入には需給調整が必要なことから、2年前までに相談して欲しい」とのコメントがありました。
森林室からコンテナ苗の需給に関する情報提供
その後、機械地拵箇所で笹根が除去されている状態を確認し、植付器具を用いて植栽を体験しました。 「笹根がないと植穴を開けやすい」と言った感想が聞かれました。
地拵との一貫作業について説明
最後に、林況調査等での省力化が期待される「全天球カメラ」の紹介をしました。
全天球カメラの紹介
後日、参加者からこの説明会に対する意見や要望、関心があるテーマについて聞き取りを行い、地域の要望にそった情報の提供や現地検討会を今後も企画していきたいと考えています。
(森林技術指導官 今野)
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総務企画部企画課
ダイヤルイン:050-3160-6271
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