知床森林生態系保全センターブログ(2022年9月)

9月29日 ヒグマとの共存のために

令和4年9月29日　ヒグマとの共存のために

先日、ウトロから羅臼町へと続く知床横断道路を車で走行していたところ、道路脇にたくさんのゴミが捨てられているのを発見しました。

 

ティッシュやタバコの空き箱だけでなく、コンビニのおにぎりの袋や惣菜の容器などが散乱しており、中には内容物が残っているものもありましたので、速やかに回収をしました。

これらのゴミを道路上に捨てる行為は大変危険です。万が一ヒグマが匂いを嗅ぎつけて、残された食べ物を口にしてしまうと、味を覚えたヒグマが食べ物を探しに頻繁に道路や町に出没するようになり、人間とヒグマが接触するリスクも高まります。

 

 

知床で人間とヒグマが共に生活していくためには、守らなければならないルールがあります。

（詳しくはウェブサイト「知床のひぐま」をご覧ください）

知床を訪れる際には、これらのルールを確認していただき、ヒグマとのトラブルを避けて安全に観光を楽しんでいただければと思います。