知床森林生態系保全センターブログ(2022年1月)
令和4年1月24日 冬の知床野営場
遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
2022年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年1本目のセンター職員ブログでは現在の知床野営場の様子をお届けしたいと思います。
現在の野営場はこの通り、辺り一面の雪景色となっています。
夏にはキャンプをしに来る人々で賑わっていましたが、広い敷地内は現在、エゾシカたちの餌場にもなっています。この日は雄と雌が1頭ずつ餌を探しにやってきていました。
前脚で器用に雪を掘り起こし、草を食べていました。
人がそばにいても、そんなことを全く気に留めない様子で、草を食べることに夢中になっていました。
野営場内では、他にも雪がなければお目にかかることができない様々なエゾシカの痕跡を見つけることができます。
この写真に写っているのはエゾシカのどのような痕跡なのかお分かりになるでしょうか?
これはエゾシカが座っていた痕跡です。赤線で示しているのが前脚の痕で、青線で示しているのが胸からお腹にかけての辺りの痕だと考えられます。
この付近でこちらから逃げるように走り去っていくエゾシカが見えたので、せっかく腰を下ろして一息ついたところを邪魔してしまったのかもしれません。
知床はこれから流氷の季節に入ります。
流氷が流れ着き始めましたら、このブログでも夕陽台から見える流氷の姿をすぐにお伝えしたいと思いますのでぜひ楽しみにしてください!
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