知床森林生態系保全センターブログ（2020年2月）

2月27日 わたしの美しの森フォトコンテスト入賞 / 2月20日 令和元年度第2回科学委員会を開催 / 2月11日 流氷が接岸しました

令和2年2月27日 わたしの美しの森フォトコンテスト入賞

2019年に実施された「わたしの美しの森フォトコンテスト」において、
当センターのGSSを務めていた小林さんが入賞し、受賞報告に来てくれました。

入賞写真は「かくれんぼ」と題して、木の間からエゾシカがひょっこり顔を出している写真です。

写真や詳細は林野庁ホームページに載っています。
2019年度「わたしの美しの森 フォトコンテスト」の選賞について

小林さんと稲川所長

令和2年2月20日 令和元年度第2回科学委員会を開催

2月20日（木曜日）、札幌市において令和元年度第2回の科学委員会を開催しました。

（※）科学委員会とは：知床世界自然遺産地域の管理を行う上で必要な助言を学識経験者から得るための委員会
事務局は環境省釧路自然環境事務所、林野庁北海道森林管理局、北海道の3者で構成されています。

会場の様子

今回の科学委員会では、各ワーキンググループ等の検討状況や、長期モニタリング計画について話し合いました。

長期モニタリング計画では、8月に開催した第1回科学委員会で委員の先生方からいただいた意見を反映させたものについての確認を行いました。また、気候変動に適用させた長期モニタリング計画の考案等について意見をいただきました。

次回は夏に開催される予定です。

令和2年2月11日 流氷が接岸しました

まだかまだかと気をもんでいた流氷。

これは2月10日の様子です。
海はまだ波もあり、流氷一面とはなっていませんでした。

 
天気がよくないので、よく見えません

が、その翌日、思わず「しろ～～～！」と声が出ました。

海一面、流氷です

今年も無事に流氷がやってきました。

流氷は知床の生態系の原点となる植物プランクトンをたっぷり運んできてくれます。
3～4月頃になると植物プランクトンは一気に繁殖し、海の生き物たちの栄養源になると言われています。

白い大草原が続きます

ちなみに、流氷は春の季語だそうです。
立春が過ぎ、流氷も来たことで、北の長い冬は少しずつ少しずつ春へと進んでいるのでしょう。