プレスリリース
道南地方の国有林における「ナラ枯れ被害」について
ミズナラ等が集団枯死する「ナラ枯れ被害」について、国有林の状況と対策についてお知らせします。<ナラ枯れ被害への対応>
昨年、道南地方の民有林において北海道で初めてカシノナガキクイムシによる「ナラ枯れ被害木」が確認されたことを受け、現在、北海道、研究機関及び林野庁北海道森林管理局が連携し、被害状況調査などに取り組んでいるところです。<北海道森林管理局の取組>
〇被害木調査北海道森林管理局では、学識経験者の助言を得つつ、9月12日及び13日の2日間にわたり、ヘリコプターによる上空からの被害木調査を実施しました。その結果、被害が懸念される箇所を10か所発見したため、さらに地上からの詳細調査を実施し、4か所6本のナラ枯れ被害木を特定しました。特定された被害木については、今後、伐倒くん蒸等の処理を確実に実施することとしています。
〇現地検討会
ナラ枯れ対策は関係者が連携しつつ、被害を早期に発見し、被害木の特定、処理を行っていくことが重要であるため、10月30日に福島町の国有林において、北海道、近隣自治体及び森林で各種事業を行う林業事業体等に集まっていただき、伐倒くん蒸作業の実演、今後の対応等に関する現地検討会を開催しました。
今後とも被害の拡大防止に向け、関係行政機関と連携し、学識経験者のご助言も得つつ対策を行ってまいります。
現地検討会(10月30日)の様子


お問合せ先
林野庁北海道森林管理局保全課
担当者:保全課長
ダイヤルイン:011-616-4021