広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です!(西舎森林事務所)日高南部森林管理署 西舎森林事務所【管内の概要】私の担当している地域は、浦河町、えりも町の国有林で、札幌市から南東に約180km、帯広市から南西に約150 km、えりも岬から西に50 kmの場所に位置しており、北は日高山脈、東は様似町、南は太平洋、西は新ひだか町に接していて、山岳は、神威岳(標高1,600m)、ピリカヌプリ(標高1,631m)などがあり「日高山脈襟裳十勝国立公園」の一角を占めています。![]() 神威岳 浦河町は、競争馬を育成していることでも有名で、また、浦河町、えりも町の沿岸部で採れる昆布は、日高昆布の産地としても知られています。 ![]() 競走馬 【森林事務所の主な仕事】私の勤務する森林事務所は、二つの担当区(西舎、野深)の管理面積を合わせると約28,000haになります。全体的に地形が急峻で沢が深く、岩壁や切り立った峰が多く存在しています。主な業務は、森林の調査、境界の管理や巡視、各種の請負事業の監督業務などです。今年度は、担当区内において、林道新設工事が行われたため、工事の支障となる立木の調査も行いました。 令和7年2月に完成した春別本流支線林道(延長1.8 km)により、林地へのアクセスが格段に容易となったため、今後、より効率的な森林整備の推進が期待されます。 ![]() また、近年エゾシカの個体数増加に伴う、農林業への被害が大きな問題となっていることから、できるだけ可猟区を設定するよう心掛けています。 【最後に】当森林事務所で仕事をすることになって2年が経とうとしております。これからも冬期における作業は続きますが安全と健康に留意し、地元の特色に留意しながら森林事務所所員が一丸となって、日々の業務に取り組んでいきたいと考えています。
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