広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です！（奥主夕張森林事務所）空知森林管理署 奥主夕張森林事務所 地域統括森林官 増田 秀樹【森林事務所の概要】私が勤務する奥主夕張森林事務所は、北海道のほぼ中央、空知地方の南部に位置する夕張市に所在しています。夕張市一帯は、夕張山地の豊かな森林や清流に育まれた丘陵で、夕張岳（1,668m）から流れる夕張川とその支流が市内のほぼ中央を貫き、流域に沿って帯状に街が形成されています。 管轄する国有林は「奥主夕張」、「夕張岳」、「南部」、「沼の沢」の4つのエリアで、面積は約3.6 万ヘクタールととても広大です。 花の百名山・日本二百名山の夕張岳、日本で2番目に大きい人造湖シューパロ湖などの観光スポットがあります。 また、ユウパリコザクラ、ユウバリソウなど固有の植物が生育していることから、保護林に指定されている箇所もあります。  夕張岳とシューパロ湖 【森林事務所の主な業務】管轄エリアが広大なことから、日常の林道巡視・境界確認なども行いながら、素材生産事業や造林事業の監督業務、地林況調査、次年度以降の業務予定地の調査などを行っています。今年度は、特に雨の当たり年らしく、局所的な豪雨が多かったので、頻繁に林道巡視を行うこととなりました。 巡視のたびに林道の損傷した箇所を発見し、被害状況を調査するといった、忙しい日々を送っています。  【地域に根ざした国有林を目指して】かつては、石炭の街として繁栄した夕張市ですが、その後は、閉山などによる人口流出といった課題がある現状ですが、市の森林面積の約90％を占める国有林には、地域の林業・木材産業の発展に寄与することが期待されています。夕張市の森林面積やその蓄積は、とても膨大です。今後、いかに効率よく木材を市場に供給したり、また、木材に新たな付加価値を付けることができるか、綺麗な星空の下、何か良い案がないものかと考える毎日です。 疲れた時には、地元名産の夕張メロンで心身を整えたいと思います。
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総務企画部 企画課
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