広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です!(利尻森林事務所)宗谷森林管理署 利尻森林事務所地域の概要利尻森林事務所は、利尻町及び利尻富士町の約12,000haの国有林を管理する利尻島唯一の森林事務所です。国有林の面積は森林面積の約85%であり、利尻島の面積のおよそ70%を占めています。![]() 利尻山とオタトマリ沼 標高1,721mの独立峰、利尻山は利尻富士とも呼ばれ日本最北の百名山として知られています。また、固有種でもあるリシリヒナゲシを始めとした多くの花々が咲き誇り、夏には多くの登山者が訪れます。
主な業務利尻森林事務所では森林整備事業の監督業務、境界管理、地林況調査等の現場業務のほかに、地元の中学校へ「林業体験学習」や、地元の漁協と「お魚殖やす植樹運動」等を実施しています。また、利尻山は年間約8,000人に上る登山者によるコース外への踏み込みや登山道の浸食により、高山植物の生息域の侵食や、登山道の崩壊が進むなど、荒廃が進んでいます。 そこで利尻森林事務所では、非常勤の森林保護員であるグリーン・サポート・スタッフ(GSS)とともに、歩道や植生等の荒廃を防ぐため、国有林の巡視、マナー啓発、簡易な整備等の実施や、年3回、利尻町役場、利尻富士町役場、環境省等と連携し、地域と共同した合同登山道整備を行っています。 ![]() 合同登山道整備 最後に今年は利尻礼文サロベツ国立公園に指定されてから50周年を迎える節目の年でもあります。改めて利尻島の国有林として何が出来るのか考えながら、地域の皆様とともに利尻島の森林を守り続けていきたいと考えています。 ![]() お魚殖やす運動
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