広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です!(東瀬棚森林事務所)渡島森林管理署 東瀬棚森林事務所せたな町と東瀬棚森林事務所の概要![]() 風車と狩場山 せたな町は、平成17年に旧大成町、旧瀬棚町、旧北檜山町の3町が合併して誕生した北海道最西端の町で、人口は約7千人。日本海の海の幸に恵まれ「釣り天国」とも称される風光明媚な町です。 町内には日本初の洋上風力発電所「風かざ海み鳥どり」、日本一標高の高い場所(290m)にある「茂津多もった灯台」、そして道南最高峰の「狩場山(1,520m)」を擁しています。 当森林事務所は平成13年に現在地へ移転してきました。管轄する国有林面積は瀬棚担当区及び東瀬棚担当区合わせて16,570haで、管内には狩場山・大平山周辺森林生態系保護地域や水仙と桜の名所の玉川公園、渡り鳥が羽を休める浮島公園など、町民に親しまれる自然環境が多く存在します。 ![]() 洋上風力発電所「風海鳥」(かざみどり) 主な業務夏季はヒグマやスズメバチとの遭遇を出来るだけ避けるため、林道近くでの造林事業監督や林道補修監督、無人航空機を使った森林調査を主に行い、春と秋の草が生えていない時期は境界確認作業、冬季のヒグマ冬眠中には夏季行けなかった林道から遠く離れた造林地へスノーモビルやスキーを使って林況調査を行っています。動植物の生態や季節、報告期限などを考慮することでヒグマとの遭遇やハチ災害に遭わないよう安全に配慮しながら日々の業務に当たっています。 ![]() ヒグマ(子熊) ![]() スズメバチの巣 ![]() エゾシカ 最後に森林・林業・木材産業に従事する人は年々減少しています。少ない人員で、森の手入れを着実に行うためには可能な限りの機械化の推進と事務・業務改善など創意工夫が必要です。IT 化に乗り遅れることなく、新たな技術・知識と上手に付き合いながら皆さんに「水と空気と木材」をお届けしたいと思います。 ![]() 無人航空機を使った空撮
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