広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です!(黒松内森林事務所)後志森林管理署 黒松内森林事務所地域のご紹介黒松内森林事務所は、北海道の南西部の黒松内町内に所在しており、管轄区域は、黒松内町、寿都町、島牧村です。黒松内町の基幹作業は農業ですが、介護施設が多く、従事する職員と家族が多いことから比較的若年者が多い町でもあります。 また、北限のブナ林として、1928(昭和3)年に国の天然記念物に指定された「歌才ブナ林」(国有林)もあることなどからブナが町木になっています。 寿都町は漁業が基幹産業であり、特に牡蛎やしらすが有名です。 多くの風車(風力発電設備)が存在し、カントリーサインも風車になっています。 島牧村は「日本の滝100選」の「賀老の滝」(落差70メートル、幅35メートル)が有名です。 また狩場茂津多道立自然公園に指定されている狩場山(標高1,520メートル)ではCATスキーツアーが実施され、良質な雪を求めて海外から多くのツアー客が訪れます。 森林事務所の主な業務黒松内森林事務所が管轄する国有林の面積は、2町1村合わせて38,840ヘクタールになります。ブナ林を主体とする自然体系は北海道では貴重なため、関係自治体や団体と協力してブナの森の保護活動を実施しています。 一方、先人が植えたトドマツ等の人工林が伐採時期を迎えているため、間伐や主伐と再造林を進めており、多くの人手を必要としていることから、事業の実施を通じて、地域雇用の安定化にも大きく貢献しています。 地域に親しまれる国有林を目指して私は単身赴任者ですが、プライベートでも地元交流施設を利用することで積極的に地域の方と交流することにしています。ここでの地元の木育インストラクターのグループや学校の先生との交流がきっかけとなり、森林教室等の講師をしたりもしています。 これからも国民の貴重な財産「国有林」を知っていただけるよう、地域から信頼され、愛される森林事務所を目指して積極的に活動していきたいと考えています。 歌才のブナ林内の巨木 室蘭養護学校での森林教室
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