こんにちは森林官です！（恵岱別森林事務所）

空知森林管理署北空知支署恵岱別森林事務所

地域のご紹介

恵岱別森林事務所は、空知総合振興局管内の北竜町に所在しています。管轄する雨竜町と北竜町は、どちらにも「竜」の文字がありますが、雨竜町の名はアイヌ語の「ウリロペツ(鵜の多い川)」から転訛したと言われます。北竜町は雨竜町の一部でしたが、明治32年の行政区分離の際、恵岱別川を挟んで雨竜町の北に位置することから「北竜」と名付けられました。両町とも稲作、畑作、牧場などの農業が基幹産業で、農畜産物を使った名産品が多くあるほか、北竜町は作付面積日本一の「ひまわり」を活用した町おこしに、雨竜町はラムサール条約に登録された「雨竜沼湿原」の玄関口としての町づくりに取り組んでいます。

恵岱別森林事務所の概要

管轄する国有林は暑寒別天売焼尻国定公園の一部を含む恵岱別川両岸の約11,300ヘクタールで、恵岱別森林事務所の建物は、今から19年前に建設された住居付き事務所です。職員は私一人のため、深川森林事務所の3人の職員と一緒に作業に当たり、今年度は誘導伐などの森林整備事業を実施するほか、低コスト造林に向け取り組んでいる「表土戻し地拵」の試験地での調査を実施します。

地域に親しまれる国有林

森林官として国有林を管理するに当たり、きめ細やかな地域への対応を心がけています。
その一つが、毎月欠かさず行っている広報誌「北の森林国有林」の自治体への配布です。今はメール、LINE等で、簡単に連絡ができてしまう時代ですが、あえて自分から役場の林務担当者に顔を出して地域の課題を聞いたり、国有林をアピールができたらいいな、と思いながら足を運んでいます。支署全体でそういった雰囲気で地域対応をしており、その甲斐あってか、北竜町からの「保育園の建材に地元の木材を」という要望を受け、平成30年に国有林からカラマツを供給しました。完成した保育園に、自分たちが育てた木材が使われていると思うと感慨深いものがあります。