広大な国有林の最前線・森林事務所に勤務し、国有林を守り育てている森林官から届いたメッセージ紹介します
こんにちは森林官です!(東藻琴森林事務所)網走南部森林管理署 東藻琴森林事務所森林事務所の所在地と概要東藻琴森林事務所は北海道北東部のオホーツク総合振興局管内南部の大空町東藻琴に所在し、大空町と美幌町の2つの町の合わせて約1万3千ヘクタール国有林を管轄しています。大空町は、平成18年3月に女満別町と東藻琴村が合併して誕生した町で、オホーツクの観光と産業の空の玄関口である女満別空港を擁し、全国「自然100選」に輝いた藻琴山、春になると鮮やかなピンク色に染まる東藻琴芝桜公園など豊かな景観に恵まれた町です。 東藻琴芝桜公園 春の藻琴山 美幌町は大空町に隣接し、農業を基幹産業とした町で、地名の由来は、多くの清流が合流して水量が豊富なところをアイヌ語で「ピ・ポロ=水多く・大いなる所」といい、これが転訛して「ビホロ」となりました。その名のとおり美幌町には美幌峠を源とする美幌川のほか数多くの美しい川が流れています。また標高525メートルの美幌峠展望台からは、日本最大のカルデラ湖である「屈斜路湖」そして今なお噴煙を吐く「硫黄山」また遠くには知床連峰や大雪の峰々が連なる壮麗なパノラマが広がっています。 その美しい景色を求め毎年多くの観光客で賑わっており、条件が良ければ早朝に雲海も見られます。 春の藻琴山 森林官の業務東藻琴森林事務所では、大雨や暴風による山崩れや風倒木などの山林被害の確認、事業を行う上で欠かせない林道や作業道に異常が無いかの確認などの巡視を行うほか森林の伐採・植え付け・保育作業などの請負事業の監督業務、森林の成長量を調査し、今後の森林施業の計画を作成するために必要な地況林況調査などを行っています。地況林況調査風景 おわりに健全な森林は良質な木材を生産するだけでは無く、雨水を貯え、洪水を防止したり、土砂の流出や山崩れなどを抑える役割も果たしています。そのほか、私たちの生活に安らぎや潤いを与えてくれるレクリエーションの場や様々な生物の貴重な生息場所となり、そのような健全な森林を増やすため、私たちは仕事を行っています。 森林事務所の仕事は多岐にわたり、ほぼ毎日森林の中で仕事をしています。 皆さんの目に触れられることがほとんどありませんが、豊かな自然・森林を守り、引き継いでいくためにも、日々業務に取り組んでいきたいと思います。
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